「後継者社長へ、銀行取引約定書は御存知ですか?」

2017-06-18 18:52:12 | 日記

社長と同行二人                H29.6.18

「後継者社長へ、銀行取引約定書は御存知ですか?」

皆様こんにちは、お元気ですか?

いかがお過ごしでしょうか?

 

今日は「後継者社長、銀行取引約定書は御存知ですか」

について私の経験や銀行との交渉、コンサルでの会話などから、考えを述べさせていただきます。

 

先日もお話いたしました、2回目の倒産危機を銀行の緊急融資、当座貸越金額を2倍、リスケ等で乗り越えましたが、その際に融資担当役席から言われた言葉が今でも忘れません。

 

借入れの際には当然ながら、会社の連帯保証人として社長の署名、捺印を押すことは御承知だと思います。しかし「銀行取引約定書」は御存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

「銀行取引約定書」とは、融資の際に、銀行と会社で交わされる契約書で、社長が署名捺印するものですが非常に大切な事柄が、小さな文字で書かれております。

 

銀行から言われたことは「期限の利益」です。

これは「毎月の返済を怠ると期限の利益を失う」ということです。

簡単に言えば、「毎月の返済を一度でも怠ると、分割払いから、銀行は一括払いを要求できる」と言うことです。

 

例えば銀行に5000万円の借り入れがあり、残りの債務は4000万円で毎月100万円の返済を約束したが、資金繰りがキツクて、どうしても返済日に当座に100万円入金できない場合、銀行に返済の延期を申し込むと原則的には銀行は待ってくれません。

 

おそらく銀行からは当日の16時くらいまでに入金しないと「期限の利益を喪失したので、残債の4000万円を一括で返済して下さい」と言われます。

 

亀井金融担当大臣以来の中小企業金融円滑化法で、中小企業を金融機関は守っているので、ここまで強硬姿勢に出ることは稀だと思いますが、、、。

 

しかし、それまでの返済姿勢が金融機関の感情を逆なでするような態度を何度も取っていた場合、支店長は強硬手段を取る場合があると考えます。

 

何度も請求され、返済期限の延長を1回は承認されても、その後も返済期日ぎりぎりで、その態度も「貸している銀行が悪い」「前の支店長はこちらの言うことを聞いて、融通してくれた」などを公言しているようだと一括返済を申し立てられる場合もあります。

 

しかも銀行も株主がいる会社です。自社の利益を守るために契約書に書かれた権利を遂行することは何の法律違反でもないのです。

 

銀行は約束を破った会社に対しては、債権者と言う対場は明確にして「原則的には」一括返済を強要してくる可能性があります。

 

この時点で会社は銀行に対して「まな板の上の鯉」の状態です。

この期に及んでも、まだ社長は銀行にたいして、放漫な態度を取り続けると、一気に倒産になります。

 

基本的に融資を受ける際には、債務者の社長は債権者の銀行に対してこの「約定書」を必ず差し入れます。

 

後継者社長では先代の社長が署名、捺印した「約定書」をご覧になってないかも知れません。

 

一度銀行に話して、この「約定書」を確認されたらいかがでしょうか?

社長としての自覚と緊張感が再度湧いてくることに違いありません。

 

また皆様のご意見もお待ちしております。

今日もお読み頂きありがとうございました。

また来週もよろしくお願い致します。

 

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