社長と同行二人 H29.4.2
「後継者社長、社員の成長を急がないでください!」
社長の皆様こんにちは、お元気ですか?
いかがお過ごしでしょうか?
今日は「後継者社長、社員の成長を急がないでください!」を私の経験と我が師よりのアドバイスを元に意見を述べさせていただきます。
後継者社長はどうしても、やることが沢山あるので社員の成長も急ぎがちです。
しかし、焦れば焦るほど社員教育は難しくなります。また人は勝手に育ちません。育てるものが社員を育てようとする意思を持って行動し始めて人は育ちます。
社員を腐らせずに成長させるには上司が適切に部下に小さな成功体験を積ませる必要があると思います。成功体験とは任された仕事を適切にやってのけた実績です。その実績の付き重ねが自信を生み出し、やる気を育み、次の仕事への意欲をかき立たせてくれる、と考えます。
この成功体験には順番があると考えます。基礎技術を少しづつ積み上げ、着実に一つ上のステージに進めると確認した上で進ませる必要があります。
少し出来るからといって、成長のステップを飛ばして仕事をやらせて、結局部下を潰してしまう可能性があるので後継者社長は十分注意していただきたい。
適切に成功体験を積ませるには前のステージでの能力を身につけた上で、「もう少し背伸びをすれば届くステージ」の仕事を与えなければなりません。
前述のように、急にステップを飛ばすと、社員が退社する危機もあることを認識する必要があります。
「もう少し背伸び」はもどかしいと思われるが、社員が腐ることなく成長するので、結局は成長が確実になり早く成長するのです。
最初から無理をさせないことが必要です。「もう少し背伸び」で達成する、と言う成功体験を繰り返すと、成長への意欲がどんどん強まり意欲が湧いて来て加速度的に成長スピードが高まります。
また成長の4ステップは次にように考えます。
1最初の段階の仕事を繰り返し実行させ基礎的な能力を積み上げていく
2次のステージに進む能力が十分育ったと確認した上で「少し背伸び」の仕事を与える
3その仕事を上司がやってみせ、本人に確認させる
4それから初めてやらせてみせて、少しの失敗は経験させてみる
この少しの失敗が大きな教訓となると考えます。
このステップを踏んで最終的には部下に任せてやらせる。
せっかちな社長は、なかなか順序立てて実行することは難しいと思います。
なぜならば、中小企業の社長はある意味においてスーパーマンなのでそんな順番を経なくても、一気に出来てしまうからなのです。
所謂、スポーツで言う一流選手は一流の指導者になりづらいということが当てはまります。
社員を成長させるには忍耐が必要です。赤ちゃんと同じで、はいはいから伝い歩き、それから一人立ち、その次に走り事が出来るのです。
社員も同じです。はいはいしか出来ない社員に急に走れと言う事は無理があります。
一つづつ、階段を上るようにステップを踏んで実行してください。
このようにすれば確実に部下は成長すると確信します。
社員も成長なくして会社は成長しないと考えております
焦ってやる事は社員を退職に導きます。せっかく苦労して獲得した社員を焦りから退社させたならばそれこそ大変な損失になると重います。
十分注意してくださいね!
また皆様のご意見もお待ちしております。
今日もお読み頂きありがとうございました。
また来週もよろしくお願い致します。
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ご参加のほど、お待ちしております。
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