気心も受け、爱されない

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りょうはかい

2017-05-12 11:16:30 | 日記
ああそうそう、俺それでさあ???、てっき玻璃屋りその映画、『コックと泥棒、その妻と愛人』って言うピーター?グリーナウエー監督のヤツ?それの1シーンだとばっかり思ってて、この前見返したんだけど。
全然なかったんだよなあ、そんなシーン何処にも」
とナカバヤシは続ける。
あるよね、確かにそう言うの」
とハマグチもその話にうなずいていたが、マキだけはどうもそう言ったどうでもいいオタク話には退屈しているようだった。
しばらくしてガタンと扉の開く音がし、トオルが玄関に顔を出すとそこにはなんとホンジョウと彼に肩を抱かれたミユキが立っていた。
ああ、トオルくん。
彼女???、君の友だちだって?」
えっ?
え、ええまあ」
と状況がわからないトオルは3秒ほどただボーッと立ちつくす。
トオル!
久しぶり、この人知り合い?」
と言っているミユキの目は座っており、どうやら真っ直ぐに立ててもいないようだ。
ああ、なんか彼女大分酔ってるみたいでねえ。
後は頼むよ?トオルくん」
と言ってホンジョウはミユキの肩を持ち上げ、そのままバトンを渡すかのようにトオルの肩に彼女を抱かせる。
おい?
ミユキ!
大丈夫かよ?」
へ~き、へ~き、たいりょうはかいへ~きってなもんだ」
とわけのわからないことをミ天台玻璃屋ユキは口ずさんでいる。
まいったなあ。
泥酔だな、こりゃあ」

トゥース!」
と言ってトオルに肩を抱かれながら、スーツ姿の今風OL美人がリビングに登場する。
トゥース」
とハマグチもそれに応える。
ありゃあ、大分いっちゃってるよ、この娘???、カワイイのに」
とマキも呆れ顔だ。
すいません。
あの、友人のミユキです」
とトオルが顔を引きつらせながらみんなにミユキを紹介する。
トオル?
何謝ってんの?
あたし?あたしがなんか迷惑かけてるのかっつう???、かっつうねえ?」
とミユキはご機嫌な笑顔でその部屋のみんなの顔を見回す。
おお、よろしく~。
俺がここにトオルと住んでるナカバヤシ。
それで、マキとハマグチ」
とナカバヤシがふたりを指差しSmarTone 上網
てミユキに紹介する。
ああ、どうもうちのトオルがいつもご迷惑かけておりまする。

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