”お二人様の老後”


 年寄り夫婦の”日常”や”戯言”そして”泣き言”を書き連ねてみます。

感受性の問題

2017-11-09 15:15:15 | 生活

 blogの更新がこのところめっきり難しくなってきた。 更新のためには何かを書いて送信しなければならないのだが、その何かを書くということがまことに難しくなってしまった。 書くということには近頃ではもっぱらパソコンを利用するのだが、例えばそのパソコンのキーをたたくというような行為がむつかしくなったわけではない。 確かに手先は不器用になり、目も疎くなってきているのでキーを打つという行為にも多少は不便を覚える。 しかし、問題はそれ以前のことである。 文章を書くには先ず何を書くかを決めなければならない。 文章にするためのテーマとなるとこれがなかなか難しい。 そういうものを決めるには大変骨が折れる。 なぜなら、若いころやひと昔前のように自分の心が動いてくれなくなってしまった。 つまり感受性が鈍くなってしまった。 感受性が鈍ったので物事に感動しにくくなってしまった。 感動が無いから興味も沸いてこない。 いつもぼんやりした感覚が続いており、何かについて書くという行為に進まない。 だから書けない。

 何も大仰に感動だのテーマだのと畏まらずに、日常茶飯のことがらについて普通に書けばよいと思うのだがそれが容易ではなくなってしまった。 もともと、ここのブログに何かを書くということは目的や主義主張があってのことではなくて、脳細胞の老化防止の一助になればと思って始めたことだった。 そして、去年ごろまではいろいろなことを気ままに容易にすくい上げて、思いつくまま文章に仕立て上げていた。 書くことの苦労や苦痛は感じなかった。 そんな昔が今では懐かしく思われてならない。 喜寿を過ぎて頭脳の衰えは日々つくづくと思い知らされている昨今だが、衰えは衰えとして齢相応に受け入れて、無理に抗うことはせず、容易な事柄を安易に受け止めて書いていければよいと思うことにする。 ボケる時が来ればやっぱりボケるのだと思う。


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