2008.07.26(土)
オーロプレットには結局1泊もせずにブラジルの首都ブラジリアに到着
首都狙撃手たる私にとっては「ブラジル最大のハイライト」とも言うべき場所だ。
ここは1955年に当時のクビチェク大統領の「50年の進歩を5年で」というスローガンの下、ブラジル中央高原の荒野に計画都市として建設された世界でも稀に見る「過去をもたない首都」である。
都市計画の設計者には国連ビルの設計者でもあるオスカー・ニマイエルにその師にあたるルシオ・コスタというブラジル建築の2大巨匠を起用して「パイロットプラン」というコンセプトに基づいて区画をジェット機型に整えたあるいみ奇抜とも言える都市である。
そんな事もあり1987年に世界遺産にも登録されているという都市だ。
この計画都市・・・
私は過去においてはナイジェリアのアブジャ、ベラルーシのミンスク(ここは古くからあった都市だが第2次大戦で完全に破壊され、ソビエト主導の下にソビエトのテーマパークとも言うべき新しい都市が立てられている)、カザフスタンのアスタナ、トルクメニスタンのアシュガバート等を訪れているがいずれも私のツボに思い切りヒットしている。
(注:ミンスクについてはゴルコ遺産ヨーロッパ編、アスタナ、アシュガバートについてはゴルコ遺産アジア編を参照)
こういった数多くの強豪達を差し置いて、計画都市で世界遺産に登録されているのはここブラジリアだけである。
きっと私を満足させるに違いない・・・
といいつつも・・・
ここは1泊でやっつける事にした。
前に訪れた人の情報から行くと安宿もないし、それに余程の建築好きでない限りは一日で十分見れると言われたからだ。
ついてからの私の行動はともかく・・・
というか特筆すべきものは何もないので・・・
建物を抽出的にピックアップしてこの都市を見てもらうことにしようか・・・
まずはこの都市の中心とも言えるべき3権広場
そしてその周りにある政府関係の建物をずらずらと・・・
国会議事堂の昼と夜。中の見学可能
弓の宮殿の異名をとる外務省。ここも見学可能
そして最高裁判所。土日のみ見学可だが時間が合わずに入れず。
大統領府。一面ガラス張りの涼やかな姿から高原の宮殿の異名をとる。日のみ見学可能になっていが出発日なので見学せず。
そして宗教関係
まずはカテドラルメトロポリターナ。中のステンドも綺麗
そしてその夜景、横にあるのは国立博物館
お次はドン・ボスコ聖堂
ブルーのグラデーションの作り出す世界は深海の中にいるかのような錯覚を起こす。
そして夜シャンデリアに灯がともったところ、このシャンデリアは2700kgある。そして横はステンドのアップ
最後はボア・ボンタージ寺院。
ここはすべての宗教の為の祈りの場。
中にらせん状に道があり靴を脱いでそれに沿って歩く。
ちなみに頂には世界最大のクリスタルが置かれている。そして横は地下にあったマンダラ
そして最後は・・・
75mあるTV塔からの眺めなど・・・
これがテレビ塔、知人から人っ子独りいないと言われていたがバカンスシーズンのせいか20分ぐらい並ぶ羽目に・・・
周りには市場が・・・(土日のみらしい)
人が多かったので沈む夕日も夜景も見れた・・・ぎりぎり真っ暗になる前だったのが残念。
ちなみに夜景の写真が多いのは「単なる好み」であるが、特に3権広場の夜景を撮りに行ったときはその道中周りに独りもおらず、夜の2200時ころまでかかってしまったのでここでもし襲われていたら万事休すになっていただろう・・・
ブラジリア・・・
私は到着してから深夜までずっと動き続け、そして写真も撮り続けた・・
だが・・・
残念ながら初めてアブジャやミンスクやアスタナ、そしてアシュガバートを見た時ほどの衝撃は受けなかった・・・
作られた年度が古かったからだろうか?
良く知られすぎていたからだろうか?
いやっ!そうではないだろう・・・
この街は奇抜でありながら、ブラジルを代表する建築家を起用して、きちんと発想を持つ都市に仕立てあがっているので、私にとってはどこか整然と感じてしまい「独裁者の無理やりさが持つ”ど派手さ”や”馬鹿馬鹿しさ”に欠けた」のである。
この街には「何故こんな所にこんな物が・・・」という感覚はあまり無かった・・・
訪れたこと、それに後悔はないし十分満足もしている。
だが、一番味わいたかった衝撃は・・・
そこには無かった・・・
今の私のこの寂寥感を・・・
次の歌に託してこの記事の末尾としたい・・・
「ブラジリア・・・・
あぁあ、ブラジリア・・・・・
ブラジリア・・・」
と・・・
オーロプレットには結局1泊もせずにブラジルの首都ブラジリアに到着
首都狙撃手たる私にとっては「ブラジル最大のハイライト」とも言うべき場所だ。
ここは1955年に当時のクビチェク大統領の「50年の進歩を5年で」というスローガンの下、ブラジル中央高原の荒野に計画都市として建設された世界でも稀に見る「過去をもたない首都」である。
都市計画の設計者には国連ビルの設計者でもあるオスカー・ニマイエルにその師にあたるルシオ・コスタというブラジル建築の2大巨匠を起用して「パイロットプラン」というコンセプトに基づいて区画をジェット機型に整えたあるいみ奇抜とも言える都市である。
そんな事もあり1987年に世界遺産にも登録されているという都市だ。
この計画都市・・・
私は過去においてはナイジェリアのアブジャ、ベラルーシのミンスク(ここは古くからあった都市だが第2次大戦で完全に破壊され、ソビエト主導の下にソビエトのテーマパークとも言うべき新しい都市が立てられている)、カザフスタンのアスタナ、トルクメニスタンのアシュガバート等を訪れているがいずれも私のツボに思い切りヒットしている。
(注:ミンスクについてはゴルコ遺産ヨーロッパ編、アスタナ、アシュガバートについてはゴルコ遺産アジア編を参照)
こういった数多くの強豪達を差し置いて、計画都市で世界遺産に登録されているのはここブラジリアだけである。
きっと私を満足させるに違いない・・・
といいつつも・・・
ここは1泊でやっつける事にした。
前に訪れた人の情報から行くと安宿もないし、それに余程の建築好きでない限りは一日で十分見れると言われたからだ。
ついてからの私の行動はともかく・・・
というか特筆すべきものは何もないので・・・
建物を抽出的にピックアップしてこの都市を見てもらうことにしようか・・・
まずはこの都市の中心とも言えるべき3権広場
そしてその周りにある政府関係の建物をずらずらと・・・
国会議事堂の昼と夜。中の見学可能
弓の宮殿の異名をとる外務省。ここも見学可能
そして最高裁判所。土日のみ見学可だが時間が合わずに入れず。
大統領府。一面ガラス張りの涼やかな姿から高原の宮殿の異名をとる。日のみ見学可能になっていが出発日なので見学せず。
そして宗教関係
まずはカテドラルメトロポリターナ。中のステンドも綺麗
そしてその夜景、横にあるのは国立博物館
お次はドン・ボスコ聖堂
ブルーのグラデーションの作り出す世界は深海の中にいるかのような錯覚を起こす。
そして夜シャンデリアに灯がともったところ、このシャンデリアは2700kgある。そして横はステンドのアップ
最後はボア・ボンタージ寺院。
ここはすべての宗教の為の祈りの場。
中にらせん状に道があり靴を脱いでそれに沿って歩く。
ちなみに頂には世界最大のクリスタルが置かれている。そして横は地下にあったマンダラ
そして最後は・・・
75mあるTV塔からの眺めなど・・・
これがテレビ塔、知人から人っ子独りいないと言われていたがバカンスシーズンのせいか20分ぐらい並ぶ羽目に・・・
周りには市場が・・・(土日のみらしい)
人が多かったので沈む夕日も夜景も見れた・・・ぎりぎり真っ暗になる前だったのが残念。
ちなみに夜景の写真が多いのは「単なる好み」であるが、特に3権広場の夜景を撮りに行ったときはその道中周りに独りもおらず、夜の2200時ころまでかかってしまったのでここでもし襲われていたら万事休すになっていただろう・・・
ブラジリア・・・
私は到着してから深夜までずっと動き続け、そして写真も撮り続けた・・
だが・・・
残念ながら初めてアブジャやミンスクやアスタナ、そしてアシュガバートを見た時ほどの衝撃は受けなかった・・・
作られた年度が古かったからだろうか?
良く知られすぎていたからだろうか?
いやっ!そうではないだろう・・・
この街は奇抜でありながら、ブラジルを代表する建築家を起用して、きちんと発想を持つ都市に仕立てあがっているので、私にとってはどこか整然と感じてしまい「独裁者の無理やりさが持つ”ど派手さ”や”馬鹿馬鹿しさ”に欠けた」のである。
この街には「何故こんな所にこんな物が・・・」という感覚はあまり無かった・・・
訪れたこと、それに後悔はないし十分満足もしている。
だが、一番味わいたかった衝撃は・・・
そこには無かった・・・
今の私のこの寂寥感を・・・
次の歌に託してこの記事の末尾としたい・・・
「ブラジリア・・・・
あぁあ、ブラジリア・・・・・
ブラジリア・・・」
と・・・