ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『昴ースバルー』

2009-02-02 22:12:44 | 新作映画
「そういえば、あったなこういう漫画」
----あらら。リアルタイムで読んでたの?
「いや。ちょうど
ぼくが『ビッグコミックスピリッツ』に別れを告げる頃に連載が開始。
内容が内容だけにスルーしていたんだ」

----それって、どういう内容ニャの?
「簡単に言えば、
バレエを目指す女の子のお話」

----それは確かに縁がなさそうだ(笑)。
「そうなんだ。
まずぼくにバレエの素養がないからね。
この映画も、だからどう評していいのか。
主演の黒木メイサが自分で踊ったというのが
売りのひとつになっているようだけど、
エンドクレジットを見たら、
スタンドインが何人もいるようだし、
クライマックスで、高熱に倒れた中で彼女が踊る演目が
『そのけだるさが、うまく人と大地の間にある重力を出している』
なんて言われても
ほほ~っと思うしかない。
まあ、後は『空気に含まれている情報』だの、
『夢を掴むために人を傷つけるというのは
けっこうキツいもの』といった
ドキッとするセリフもいくつか散りばめられているけれど、
これも(おそらく)原作のものだしなあ」

----う~ん。でも映画としての見どころがどこかあるでしょ?
ほら、監督が『不夜城SLEEPLESS TOWN』リー・チーガイなんだし…。
「それを言うなら、
美術監督の種田陽平だろうね。
すばるが心のよりどころとしているパレ・ガルニエ。
それが、ありえないほどケバい建物。
周囲とはまったく調和していない
と思ったら、
なんとそこはストリップも行なわれる猥雑なキャバレー。
しかもオーナー日比野五十鈴(桃井かおり)の部屋が
いかにも昭和という感じのゴージャスさ」

----それってどういうの(笑)?
「えんじ色というか、絨毯や緞帳のイメージ。
あと、押さえておきたいのは黒猫さんの使い方かな。
すばるが子どもの頃、初めてパレ・ガルニエを訪れるとき、
上海である大切な人の訃報を聞くとき、
そしてラストと、
重要なシーンには必ず黒猫登場。
まるで『不思議の国のアリス』の時計を持ったウサギみたいな使われ方。
これは嬉しかったね」


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「スバルと言っても谷村新司とは関係ないのニャ」もう寝る

※リズ・パーク役のAraもキュートだ度

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