ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

2005年ベスト10 B面(「これは楽しめた編」)

2006-01-05 19:13:23 | 映画
----あれっ。もうB面、発表しちゃうの?
「うん。三が日のうちにと思っていたけど、
さすがにそれは難しかった。で、せめて松の内に(笑)」

----「このセレクトは“おススメはしにくいけど、でもぼくはこれが好き”」
だったよね。
「そう。いわば<裏>ベスト10。
最後まで、時間を忘れて観ていたと言うのがポイント。



●その無視はないんじゃないの?
『アビエイター』

(one comment)これってディカプリオ版『ジャイアンツ』と
思ったんだけどなあ。
そう言えばリドリー・スコット『キングダム・オブ・ヘブン』
だれも何も言わなくなりました。


●大好きな60~70年代テイスト
『フライト・オブ・フェニックス』

(one comment)まだSFXなんて言葉が普及していなかったあの頃。
アクションは映画の華でした。
『フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い』のアクションもゾクゾク。
ホラーだと『蝋人形の館』
コメディだと『ディック&ジェーン/復讐は最高!』あたりがその匂い。
みんな大好きです。


●映像テクニックに酔った作品
『シン・シティ』

(one comment)これこそ今の時代の映画なんでしょうね。
そう言えば、これもだれも何も言わなくなったけど
『コンスタンティン』なんてのもありました(笑)。


●もっとも涙した映画
『Shall we Dance?/シャル・ウィ・ダンス?』

(one comment)涙もろいので、暗闇の中、すぐ涙ぽろぽろ。
『HINOKIO(ヒノキオ)』 『狼少女』 『ALWAYS 三丁目の夕日』
あっ、ルール違反だけど「いぬのえいが」もヤバかった。
日本映画が多いなあ。やはり子供と動物には弱いです。


●もっとも胸に刺さった青春映画
『マルチュク青春通り』

(one comment)男の失恋映画、最近はなかなかないですね。
ハン・ガインを見つめるクォン・サンウの目がたまりません。
女性版『スタンド・バイ・ミー』と言われた
『旅するジーンズと16歳の夏』も忘れられない一本。
あっ、『サイドウェイ』も遅れてきた青春映画と言えるかも。


●もっともゾクゾクしたエロス
『秘密のかけら』

(one comment)エロチック・サスペンスならぬエロチック・ミステリー。
イスラム社会との融和をさぐった二本の映画
サリー・ポッター『愛をつづる詩』 ケン・ローチ『やさしくキスをして』
その重いテーマとは別にかなりエロチック。
アトム・エゴヤンはもちろん、鬼才たちが作ると、そのエロスも濃いです。


●もっとも想像とは違っていた映画
『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』

(one comment)邦題から想像するのは、希望に満ちあふれた母と子の映画。
でもその実…。
そうそう『大いなる休暇』
タイトルやメインビジュアルから受けた印象とは違って、
けっこうヒネリが…。


●もっとも心やさしくなれた映画
『50回目のファースト・キス』

(one comment)このラストに驚かなかった人は、まずいないでしょう。
そう言えば『ビフォア・サンセット』も観ている間、頬が緩んでいました。
(ただしハラハラしながらですが…)。


●もっとも腹を抱えた映画
『ドッジボール』
(one comment)よく「女を捨てている」という言葉がありますが、
この映画のベン・スティラーは「スターであること」を捨てています(笑)。



※これは番外特別編

●もっとも度肝抜かれたオープニング
『ブレイキング・ニュース』
(one comment)7分間、クレーン&スレディカムのワンショット。
これはほとんど神業に近いです。

●もっとも鮮烈だったラストシーン
『ディア・ウェンディ』
(one comment)まさかラストであの曲が流れるなんて!?

●もっとも余韻のあるラストシーン
『蝉しぐれ』

●もっとも恐るべき子供たち
「カナリア」 『ある子供』

●もっとも体を張っていた映画
『7人のマッハ!!!!!!!』

----結局、10本には絞れなかったわけだニャ(笑)。
「ごめんなさい」A面(ベスト10「これはいいよ編」)もよろしく

               (byえいwithフォーン)

※あらら10本超えた度
人気blogランキングもよろしく

☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)index orange
猫ニュー



最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (隣の評論家)
2006-01-05 20:52:43
えいさん、こんにちわ。わぁい、一番乗り!!!何か、とても苦労が伺えます。ご苦労様でした。やっぱり、私は未見の作品がありますよ。修行が足りませんけど、許してね。フォーンちゃん。「カナリア」→もっとも恐るべき子供たち この部分が一番、私のツボにストライク。多分、私は「カナリア」っていう映画を忘れる事ができないです。

ところで、Year of the Cat を見て思ったのですが、フォーンちゃん意外にもにゃんこさまが居るのですか?何人居るのか気になったのニャ。
■隣の評論家さん (えい)
2006-01-05 23:38:33
こんばんは。



はい、苦労しました(涙)。

どんな発表の仕方にするか、

文体はどうするか???

いま読み返してもけっこう恥ずかしいです。



『カナリア』は♪「銀色の道」ですね。



「フォーン以外にも猫が?」の件ですが、

ここで書くとややこしくなるので、

もしよかったら、

「ハリーとトント」(BBS)

に遊びにきてください。

そちらでしたら、いつでもお答えできます。



あっ「ハリーとトント」は左のブックマークからも行けます。
しぼれませんよね(笑) (にゃんこ)
2006-01-06 00:42:35
ベスト10とか作品数限定ができないので(笑)

猫なんて列記してるだけですから^^;;;



もっとも心やさしくなれた映画は納得もの(笑)

未見の映画もたくさんあったので、チェックしてみたいなぁ~っと思いました♪
■にゃんこさん (えい)
2006-01-06 17:52:18
こんばんは。



そうそう、にゃんこさん、たくさん列記されていましたね。

気持ち分かります。

ここに落としたら、その作品が浮かび上がれない(笑)。

なんだかかわいそうになってしまうんですね。

たとえば今だって「あっ、『皇帝ペンギン』」(笑)。
あけましておめでとうございます (まつさん)
2006-01-07 11:36:35
年末年始多忙な身にてお返事大変遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。

さて「楽しめた編」での「ブレイキングニュース」は来週当たり見に行くつもりなので、楽しみにしております。というのも「ザ・ミッション」以来、ジョニー・トー作品に注目している(駄作も多いですが)のと、愛するケリー・チャンが主演(ですよね?)しているからなのです。

今年も鋭い視点での日本一はやい映画の「おしゃべり」楽しみにしております。
今年もよろしくお願いします (kazupon)
2006-01-07 20:27:17
えいさんやっぱりB面のほうが気になります(笑)

そういえばアカデミー最有力だったハズのアビエイターはベストに入れてる方ほとんどいないですねぇ

悪い映画じゃないと思うんですけど。。

自分は「旅するジーンズ」をかなり上に入れちゃいました!今年もいい映画が沢山あるといいですね!
■まつさん (えい)
2006-01-07 21:02:45
あけましておめでとうございます。

まつさんが『ブレイキング・ニュース』を

どのように評されるのか楽しみです。



今年も、深い洞察力に満ちた

まつさんのエントリー、楽しみにしています。
こんばんは (カヌ)
2006-01-08 01:36:27
A面にはベスト10、B面には何でもベスト1をトラバさせてもらいました。観てない中では『50回目のファースト・キス』と『ディア・ウィンディ』が気になります。

遅くなりましたが、今年もよろしくです。

■kazuponさん (えい)
2006-01-08 11:13:01
こんにちは。



『アビエイター』、けっこうオモシロかったと思うんですけど、

『ミリオンダラー・ベイビー』の陰にすっかり隠れてしまいましたね。

『旅するジーンズと16歳の夏』は泣けました。

ぼくも大好きな映画です。
■カヌさん。 (えい)
2006-01-08 11:15:31
こんにちは。



『50回目のファースト・キス』と『ディア・ウィンディ』は

ある種、真反対の映画かも。

でもいろんな映画があるからオモシロいんだと思っています。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。