ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ドリームハウス』

2012-09-29 14:55:22 | 新作映画
(原題:Dream House)

----あれっ、これって11月23日公開。
まだずっと先の公開だよ。
「そう。
このごろ、忙しさにかまけて
少し更新のペースが遅くなっているから、
気がついたら、
もうとっくに公開されていたなんてことにならないように、
早くから話しちゃおうと…」

----そんなに気に入ったの?
「うん。
よくあるゴースト屋敷ものかなと思ったら、
そうじゃない。
どうやらサイコスリラーらしいぞ…
ということが分かってきたところから、
話は二転三転。
まるで、映画が観客とゲームプレイしているみたい。
と言っても、内容はかなりウェット。
そのせつなさに、最後は涙しちゃうんだけどね」

----ふうん。泣けるホラーってワケか…。
まるで『シックス・センス』だね。
「おっ。
いいところに気づいたね。
あの『シックス・センス』というのは、
ホラー映画にとんでもない前例をつくってしまった。
いわゆる“どんでん返し”。
以来、プレスなどに
“思わぬ展開”だの
“あなたの想像を超える”だの“驚愕のラスト”だのと言う言葉が
少しでも踊っていると、
観客は、つい先読みをしてしまうようになったんだ。
『そうか、これはミステリーなんだ…』とね。
この映画、今回はプレスを読まなかったこともあり、
その手の文字は
目に飛び込んではこなかったんだけど、
それでも途中から、
『あれ?これはただものじゃないぞ』というのが見えてくる」

----どんなお話ニャの?
「主人公はダニエル・クレイグ扮する
ウィル・エイテンテン。
彼は会社を円満退職して
妻リビー(レイチェル・ワイズ)、そしてふたりの娘と
郊外の家に引っ越して作家生活を始める。
ところが娘が幽霊らしきものを見たと、おびえたり、
謎の男が自宅を覗きこんでいたり、
自宅の地下に侵入し屋少年証書たちが怪しげなミサを行っていたり…と、
異常な出来事が頻発する。
やがてこの家では、
5年前に、母子三人が父親によって虐殺されたという
悲惨な殺人事件があったことがあきらかになる。
そして、その父親は事件後精神を病み、
施設に入院したものの、
最近、退院したという。
さて、この段階で、
ぼくはこれまでの密室映画パターンを
思い出し、
この先の展開をいろいろと想像するわけだ。
その中にはスコセッシの『シャッターアイランド』もあれば、
カーペンターの『ザ・ウォード 監禁病棟』もあるし、
ゼメキスの『ホワット・ライズ・ビニース』もある。
ところが、この映画はそのパターンを踏襲するように見えながら、
そのすべてを巻き込みつつ
新しい地平へ観る者をいざなう。
この脚本の巧さには惚れ惚れしたね」

----それは監督の腕がいいんだね。
「うん。
観る直前に知ったんだけど、
この映画の監督はジム・シェリダン
ぼくは彼の作品の中では『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』が好きなんだけど、
ここでも、あの映画と同じくふたりの少女がとても魅力的。
あっ、事件の鍵を握る隣家の主婦アン・パターソンに扮するナオミ・ワッツ


フォーンの一言「レイチェル・ワイズにナオミ・ワッツ、ニャ、ニャんと贅沢なのニャ」いいねぇ

ブライアン・デ・パルマの初期作品『愛のメモリー』『フューリー』を思わせる
家族の愛と妄執のサイコスリラーだ度



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