ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『佐賀のがばいばあちゃん』

2006-04-16 11:30:57 | 新作映画
----これってタレントの島田洋七の自伝なんでしょ?
けっこう売れたんだよね。
「うん。昭和33年、広島から佐賀の田舎に預けられた8歳の明広。
彼がそこで一緒に過ごした、おばあちゃんの話なんだね。
彼の父親は原爆症で他界。
居酒屋で働く母親(工藤由貴)は息子の教育によくないと、
姉(浅田美代子)に明広を託し、
佐賀の実家に預けると言うわけだ」

----最近、こういった地方を舞台にした映画って多いよね。
しかもその舞台となった土地で先行上映されている。
「うん。ここ一二年でも「ロード88」『恋するトマト』などがあった。
ぼくはこういう動きって大歓迎なんだ。
テレビなどで見慣れている東京の風景とは
まったく異なった景色を観ることができるだけでも楽しいし、
これまで映画館に足を運ばなかった人も興味を持つ。
映画の裾野を広げる役割を果たしていると思うんだ」

----今回は、佐賀の神埼で撮影したみたいだけど…。
「このあたりは、
ぼくも個人的な思い入れがあって、
子供の頃よく連れられて行ってた。
田園地帯だけあって川が多いんだよね。
そこで洗い物をしている風景なんて、
実際にあったしね」

----それにしてもよく探し出したものだよね…。
「よく観ると、
福岡の柳川などが使われてはいるけどね。
でもそれでも今の人が見たらタイムスリップした感じになるんじゃないかな。
しかもそこで描かれるのは苦境にありながらも
その日その日を一生懸命に生きる人の姿。
『拾うもんはあっても捨てるものはなかとばい。』
おばあちゃんの信条。
「うちは明るい貧乏やけん、よかと。しかも先祖代々、貧乏だから自信ば持て。」
なんて、普通じゃ言えない。
その貧乏な暮らしの知恵と言うのが
現実的な行動としては
『まがったキュウリも、きざんで塩でもんだら同じこと。』と、
売り物にならないため上流の野菜市場で捨てられた野菜を
川下で拾うことだったり
大きな磁石で地べたから鉄くずを集めること。
心構えとしても『今のうちに貧乏しておけ!
金持ちになったら、旅行へ行ったり、寿司食ったり、着物を仕立てたり、忙しか。』

と考えているから、揺らぐことはない」

----ふうん。でもお金の話ばかりじゃ殺伐としない?
「いやいや。
おばあちゃんの語録には
『人に気づかれないのが本当の優しさ、 本当の親切。』から
『悲しい話は夜するな。つらい話も 昼にすれば何ということもない。』まで
胸にグッと来るものがある」

----スチール見ているとまるで昔の映画みたいだね?
「最近の日本映画を観ていてスゴいなと思うのは、
子供たちの演技だね。
もちろん、衣装やメイクさんのがんばりもあるんだろうけど、
あの頃いたような子供たちが
そっくりそのまま眼前に現れるのには驚いてしまう。
あの時代の子供に特有のぶっきらぼうさ、はにかみなど、
どうやって学んだんだろう?」

              (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーン、佐賀に行きたくなったばい」ぱっちり

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すいません。 (こーいち)
2006-05-16 00:00:31
こんばんは。

すいません、TBを間違えてしてしまいました。

このコメントと間違ったTBは削除してください。

失礼しました。
■こーいちさん (えい)
2006-05-16 00:06:40
こんばんは。



気にしないでください。

実は『陽気なギャング~』は観ていながら

書きそびれた作品でした。

どうもノレなくて……。

ということで、

ここに少し書く機会ができたので助かりました。

というわけで、

ここからTBしてもおかしくなくなったので、

このままにしておきますね。
どうも (じゆさ)
2006-06-06 00:24:49
どうも、TBありがとうございます。

質問形式の面白いレビューですね。

読んでて楽しいです。
■じゆささん (えい)
2006-06-06 21:49:35
こんばんは。



ブログ楽しんでもらえて何よりです。

これからもよろしくお願いします。
こんにちは (おたっきー)
2006-06-22 02:08:07
 こんにちは。トラックバックさせていただいたところ、早速TBを返していただき、ありがとうございました。



 問答形式で読みやすく、色使いも素敵ですね。またぜひトラックバック、コメントさせてください。
■おたっきーさん。 (えい)
2006-06-23 00:54:10
こんばんは。



TBのお返しは早いのですが、

コメントのお礼がいつも遅くなってしまいます。



色使いまでほめていただき、

ありがとうございます。

以前、書きこんだものの中には、

テンプレートを変えたため、

読みにくいところもありますが、

これからもよろしくお願いします。

私自身も観て来ました。 (隣の評論家)
2006-07-06 20:02:41
えいさん、こんばんわ。

レディース・デイを活用して行って参りました。ロビーで待っていると、前の回が終了して出てきた方の何人かが、涙で顔をクシャクシャにしながらトイレに駆け込んでいました。コレは、スゴイ。で、私は、そこまでは泣かなかったのですが。

この作品、観終わった直後よりも1晩たってからの方がジワジワと余韻が残っております。今日、会社で感想を話しながら涙ぐんでしまいました...。

ばあちゃんの胸に染み入る言葉の数々も素敵ですけど。愛らしいシーンも多々あって良かったです。



「ばあちゃん、腹減ったぁ」

「気のせい!」



私、このシーンとっても好きです。



あと、明広の運動会当日の朝。「ウメ ウメ」という音?がして外を見ると。ばあちゃんが鶏に向かって「産め!産め!」と声を掛けていたのですね。大爆笑しながらも、それは明広の弁当の為にしていた事で。ココでまた和みました。



ああ、何だか。今になって自分の感動を記事にしきれていない気がしてきちゃいました。と言いながらも、TBさせて頂きました。

■隣の評論家さん (えい)
2006-07-06 23:26:55
こんばんは。



>今になって自分の感動を記事にしきれていない気がしてきちゃいました。



そんなことないですよ。

こちらへのコメントよりも

隣の評論家さんの記事から先に

読ませていただきましたが、

するすると頭に入っていって、

「うまいなあ」と思って戻ってきたところでした。



隣の評論家さんの書かれる記事は、

いつも感動がそのまま伝わって素敵です。
子役 (kimion20002000)
2007-03-06 02:05:19
TBありがとう。
子役3人はそれぞれ、味わいがありましたね。
やっぱ、みんな、劇団経験者(「ひまわり」のような)なんでしょうかね。演出がいいのか、才能があるのか。
■kimion20002000さん (えい)
2007-03-06 10:50:29
こんにちは。

最近の日本の子役のスゴいところは、
現代とはまったく違う時代の少年少女を
「あっ、こういう子いたな…」と観る者に納得させるほど、
自然に演じているところ。
これが劇団でのレッスンの成果なのか、
それとも監督の演出力なのかは
分かりかねますが……。

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