ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『大阪ハムレット』

2008-12-25 22:49:52 | 新作映画
「『ねんねんちゃん。ねんねんちゃんやで~』」
-----ニャ、ニャに。
いきなり。どうしたのニャ。
「いやあ。この映画観て以来、
この子守歌が頭から離れなくて…」

-----あ~あ。ビックリした。
おかしくなったのかと、一瞬焦ったよ。
で、その映画。
タイトルはなんニャの?
「『大阪ハムレット』」
----ぶっ。それって少し変じゃニャい。
大阪とハムレットってイメージが正反対!
「まあ、そこまで決めつけるのもどうかと思うけど、
確かに、大阪弁でシェークスピアはあわないな。
原作の森下裕美
やはりそこが出発点らしいよ。
彼女いわく
『関西人て悩みながらも、
必ずツッコミを入れないと気がすまないでしょう(笑)。
悲劇的なものをやっても最後には喜劇になってしまうんじゃないかと。
でも、それが困難を乗り越えられるということ。
そうしてこそ乗り越えられるんじゃないかと思うんです。
それが関西人のポジティブところの素晴らしさですね』。
長々と、プレスから引用したけど、
この映画はこれに尽きるね」

----ちょっと待って。
その森下裕美っていう人、だれ??
「あらら知らないかな。
『少年アシベ』の原作者だよ。
ほら、あのゴマちゃんが出てくる…」

----あ~あ。あれね。
「やっと分かったか。
これは、その森下裕美の手によるオムニバス短編集を映画化したもの。
じゃあ、まずは簡単に設定を話すとしようか。
大阪の下町で暮らす久保家。
構成はお父ちゃんとお母ちゃんと子ども3人。
ところが映画開始早々、
お父ちゃん(間寛平)が死に、
その弟と名乗る叔父さん(岸部一徳)が家に転がり込んでくる。
それをなぜかすんなり受け入れる母ちゃん(松坂慶子)。
かくして5人の奇妙な家族生活が始まる。
さて、その3人の子ども。
中3なのに見た目は大学生みたいに老けている長男・政司。
彼は道で偶然であった由加(加藤夏希)と恋人同士に。
以後、年齢を隠してデートを重ねていく。
中1の次男・行雄は、
学校での担任教師の一言がきっかけで
辞書を片手にシェイクスピアの『ハムレット』に挑戦。
三男の宏基は小学校で『女の子になりたい』と言って
みんなにからかわれてしまう。
三人三様に悩みが生まれる中、
なんと、お母ちゃんのお腹に赤ちゃんができる」

----えっ、誰の子?
まさか、その叔父さん?
「それがはっきりしないんだ。
でも『誰でもええやん』というのが、この映画の結論。
実はこの映画には
日活ロマンポルノで一世を風靡した白川和子
3人のおばあちゃん役で出演。
その彼女が宏基に
『私ら、せっかく生かされとるんや。
男でも女でも、
生きとったらどっちでもええわい』と言う。
このセリフにこの映画の言いたいことが凝縮されている。
そう、『生きとったら、それでええやん』

----それってポジティブを通り越してニャい?
でも、そこが大阪弁の強さかもね。
「うん。そうだろうね。
話はそれるけど、
この映画には大阪弁が至るところに。
『もってまっか警戒心!狙われてんで。そのカバン!!』
『駐輪したらあきまへせん』
『たのむ堺、ゴミ捨てないでネ』。
これ、全部立て看」

----ぶっ。それホンモノ?
で、映画自体はどうだったの?
「くすくす笑いとペーソスの絶妙な配合。
でも、少し中ダレが…。
この題材で1時間47分は少し長いかなと----。
そこが残念だったね」


           (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「あら、あんまり、映画の話、しとらんわ~」なにこれ?

※『ごめん』。政司役の久野雅弘『ごめん』の主人公やで~

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2 コメント

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こんばんは。 (Hiro)
2010-04-26 23:17:32
TB有難うございました。
シェークスピアに思いを馳せることはありませんが、
家族お揃いのTシャツ、格好悪いけど,憧れますね。

■Hiroさん (えい)
2010-04-27 09:43:40
こんにちは。
観たときよりも、
いまになっての邦画愛着がわいてくる
そんな感じの映画でした。
あの老け顔の長男の顔が思い浮かんできます。

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