※ネタバレ注(映画をご覧になってから読まれることをお勧めします)
「この映画って、宣伝が難しいだろうな」
----ん?いきなりの展開だニャ。どういうこと?
「つまり配給側としては大ヒットした『黄泉がえり』という言葉を使いたい。
しかし、あまりそれをやるとネタバレに繋がってゆく。
まあ、原作ものであるし、そこまで気を使わなくていいのかも知れないけど。
ここで喋る場合、どこまで話していいのか…?」
----でもキャッチコピーとかには、しっかり
<それは未来からの“黄泉がえり”だった。>って使ってあるよね。
「映画の内容を一言で説明すれば、
『黄泉がえり』の原作者・梶尾真治が
“もしも過去にとんで、ひとつだけでも何かをやり直すことができたら・・・。
今は亡き愛する人を、過去に戻って救うことができたら・・・”
という構想をもとに描いた小説「鈴谷樹里の軌跡」に
他の小説のエッセンスを入れて、
監督・塩田明彦が大胆に脚色した映画(公式ブログ引用)...ということになる。
ところが『黄泉がえり』でもあまりノレなかったぼくは、
今回もうまく映画に入り込むことができなかった」
----えっ?だってこういうファンタジーって好きじゃなかった?
「一つにはキャスティングの問題もあるのかな。
伊藤英明のように、心身どこにも瑕疵がないような俳優は、
こういう<過去の傷の修復>ものには似合わない気がする。
たとえば『いま、会いにゆきます』の中村獅堂だと、
竹内結子を相手におどおどしているのがよく分かる。
でも、伊藤英明だと、何をやっても決まりすぎるんだね」
----それって少し中村獅堂に悪くニャい?(笑)
「まあ、あのふたりは実際にも結婚したわけだし。
いいんじゃないの、これくらい言われても(笑)」
----これって<未来からの旅人>と書かれているけど、
過去の自分に会うというのは問題じゃニャいのかなあ?
確かタイムトラベルもののSFには、
同じ<時>にふたりの同じ人間が出会ってはいけないとかいう
ルールがあったと記憶しているけど…。
「そこが実はネタバレにも繋がるところなんだけどね。
理由が分かれば、なるほど納得。
ただ、前提が過去に戻った人たちが未来を変えようとしている話だから、
タイムパラドックスの問題については、
最初からあえて触れないところから始まっていると言ってもいい。
でも、それにしても泣けない映画だったなあ」
----まったく?
「う〜ん、泣けたのは意外かも知れないけど
宮藤官九郎のサブ・エピソードかな。彼はやはり巧い」
----彼も、いわゆるイケメンとは言えないよね。
分かった。だから共感してんでしょ?
「mmmmm………」
(byえいwithフォーン)
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「この映画って、宣伝が難しいだろうな」
----ん?いきなりの展開だニャ。どういうこと?
「つまり配給側としては大ヒットした『黄泉がえり』という言葉を使いたい。
しかし、あまりそれをやるとネタバレに繋がってゆく。
まあ、原作ものであるし、そこまで気を使わなくていいのかも知れないけど。
ここで喋る場合、どこまで話していいのか…?」
----でもキャッチコピーとかには、しっかり
<それは未来からの“黄泉がえり”だった。>って使ってあるよね。
「映画の内容を一言で説明すれば、
『黄泉がえり』の原作者・梶尾真治が
“もしも過去にとんで、ひとつだけでも何かをやり直すことができたら・・・。
今は亡き愛する人を、過去に戻って救うことができたら・・・”
という構想をもとに描いた小説「鈴谷樹里の軌跡」に
他の小説のエッセンスを入れて、
監督・塩田明彦が大胆に脚色した映画(公式ブログ引用)...ということになる。
ところが『黄泉がえり』でもあまりノレなかったぼくは、
今回もうまく映画に入り込むことができなかった」
----えっ?だってこういうファンタジーって好きじゃなかった?
「一つにはキャスティングの問題もあるのかな。
伊藤英明のように、心身どこにも瑕疵がないような俳優は、
こういう<過去の傷の修復>ものには似合わない気がする。
たとえば『いま、会いにゆきます』の中村獅堂だと、
竹内結子を相手におどおどしているのがよく分かる。
でも、伊藤英明だと、何をやっても決まりすぎるんだね」
----それって少し中村獅堂に悪くニャい?(笑)
「まあ、あのふたりは実際にも結婚したわけだし。
いいんじゃないの、これくらい言われても(笑)」
----これって<未来からの旅人>と書かれているけど、
過去の自分に会うというのは問題じゃニャいのかなあ?
確かタイムトラベルもののSFには、
同じ<時>にふたりの同じ人間が出会ってはいけないとかいう
ルールがあったと記憶しているけど…。
「そこが実はネタバレにも繋がるところなんだけどね。
理由が分かれば、なるほど納得。
ただ、前提が過去に戻った人たちが未来を変えようとしている話だから、
タイムパラドックスの問題については、
最初からあえて触れないところから始まっていると言ってもいい。
でも、それにしても泣けない映画だったなあ」
----まったく?
「う〜ん、泣けたのは意外かも知れないけど
宮藤官九郎のサブ・エピソードかな。彼はやはり巧い」
----彼も、いわゆるイケメンとは言えないよね。
分かった。だから共感してんでしょ?
「mmmmm………」
(byえいwithフォーン)
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宣伝のことを考えたこと、今までに無かったなあ。
面白いと言っていただき、ありがとうございました。
ぼくは「宣伝」のことを考えながら見ることけっこう多いです。
映画のヒットって、作品力もありますが、
企画力、宣伝はもちろんのこと、
劇場のチェーンにも影響されることも。
もっともシネコンができて以前ほどではなくなりましたが…。
これからも多角的に書いていきたいと思いますので、
よろしくお願いします。
exp#21さんのブログ拝見いたしました。
確かにこの映画がきっかけで、
少し邦画の方向性が変わるかもしれませんね。
でもヒットしたらそのまま行くでしょうね。
火曜日に発表される週末の興行ランキングが気になります。
観たのは初めてでしたが、大変爽やかで良かったです♪とても彼の演技が良かったため、泣いてしまいました・・。笑・・TBさせていただきました♪
伊藤英明、初めてでしたか?
ぼくは個人的には
尾崎豊の歌をモチーフにした『LOVE SONG』が
いちばんよかったです。
もし、機会があったら観てください。
TBいたします。
※またまた、興味深い映画をご紹介いただきました。ありがとうございます!上映劇場までお教えいただき、恐縮です。観賞後、当該のレビューへ参ります。
泣くまいと思ったのに、
官九郎にはやられました。
彼の演技は幅がありますね。
※さてご紹介した『天空の草原のナンサ』で思い出したことがあるので、
この場で少し書かせてください。
いまちょっと不思議なのが
いろんな作品にいろんな方からTBいただいているのに、
『亀も空を飛ぶ』への反応が弱いこと。
この作品の衝撃度は今年のトップレベル。
おそらく『エレニの旅』とベスト1を競うと思われるのですが、
やはり「岩波ホール」のみというのが弱いのかな。
(少し私信気味になりました)
どうやら結構お客さんはいってるようですね。
水曜日の11時45分のシネコンは
2,30人ってとこでしたけど。
宣伝そのものがどうがんばっても
それネタバレやんというフレーズばかりで。
どういうふうに消えるのかという興味だけで
内容は予告だけでわかっちゃってるってどうなんでしょうね。
何?成仏するためのタイムトラベルだったのかと・・・。(すいません、はっきり書いて)
『いま、会いにゆきます』には遠く及ばなく、
最終的には『黄泉がえり』の半分くらいの興収と予想されているようです。
『黄泉がえり』は当初3週間限定ロードショーの予定が
思わぬヒットで拡大公開となったわけですが、
やはりあれは異例でしたね。
私も、この映画、ちょっとノレませんでした。
宮藤官九郎さんのエピソードの件も同感です。
でも上映時間の比率からいえば、ごくわずかのこのエピソードが一番良かったというのも、作品としては悲しい話ですね。
この作品、確かに宣伝は難しかったでしょうね。
『黄泉がえり』という言葉をどこまで使うかが確かにポイントですね。
『黄泉がえり』から考えるとタイムスリップした理由も分かりそうなもんですが、単純な僕は途中まで全然気付かなかったので(笑)思った以上に楽しめました。
ぼくも正直言うと、
タイムスリップした理由が明かされてから、
「ああ、なるほど」(笑)。
ところが、その後生まれた感情が、
「なあんだ、そういうことだったのか」。
まったくかわいげのないヤツです。