ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』

2011-06-01 23:26:54 | 新作映画
(原題:Nanny McPhee and the Big Bang)



「こういう映画は好きだな。
なんともホッとさせられる」

----昨日喋った映画が映画だったからね。
でも、ブタが空を飛ぶって、ちょっと変。



「空飛ぶどころか、
シンクロナイズドスイミングまでやっちゃう(笑)。
まあ、アホらしいと言えばそれまでなんだけど、
こういう、誰もが楽しめる映画って
いま、スゴく必要な気がする。
子どもにとってもそうだけど、
大人にとってもね。
ここで描かれる世界はウェットじゃない
明るい前向きのノスタルジー。
大人の人が子どもの頃、
たとえばディズニー映画や
アメリカのファミリー向けテレビなどで触れたような世界。
原色とパステルの絶妙な配色でつくられた世界は
観ているだけで楽しくなる。
『メリー・ポピンズ』とか『チキ・チキ・バン・バン』とかの感じかな」

---そうか、ナニーって育児係のような意味だっけ?
メリー・ポピンズもそうだよね。
「うん。それにふたりとも
魔法が使えるしね。
ただ、その使い方が少し違っていて、
メリー・ポピンズのように
明らかにこことは違う世界へまで連れて行ってくれるわけではない。
ただ、ちょっとした不思議な出来事を起こして、
それによって、
彼らに“ケンカしない”とか“助け合う”といった
重要なレッスンをしちゃうんだ」

---ん?彼らって?
物語の構成が
まだ、よくわかってないんだけど…。
「これはシンプル。
お父さんが戦争に行って音信不通のグリーン家。
お母さんのイザベル(マギー・ギレンホール)は
育ち盛りの子供たちに手を焼いている。
しかも家計は火の車で農場を手離す寸前。
そこに、借金まみれの弟フィル(リス・エアヴァンス)が
次々と悪だくみを仕掛ける。
そんなさなかに、ロンドンからいとこたちがやってくる。
彼らは、今まで見たことがない田舎の風景に
悪態をつき、大ゲンカを始めるが…」

---ニャるほど。それは結末読めちゃうね。
でも、それにしても豪華なキャスティング。
「でしょ。
実は、この映画、ナニー・マクフィーを演じるエマ・トンプソンが脚本も手がけている。
その中で、前作に繋がる役として
大御所マギー・スミスも出演。
また、子どものひとりに
『縞模様のパジャマの少年』の印象も強烈なエイサ・バターフィールド
基本はファミリー・ピクチャーなんだけど、
色彩設計に至るまで
しっかり作り込まれている。
これは、ぼくの7月のおススメの一本だね」





                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ブタさんの表情も可愛いのニャ」身を乗り出す

※イギリスならではの映画だ度

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2 コメント

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『』 (ふじき78)
2011-07-23 10:44:57
記事内でエイサ・バターフィールドくんの映画が『』のままですね。『リトル・ランボーズ』?『X-MEN1st』?

父ちゃんが死んだと思い込むことによる子供マグニートの能力発現にナニー・マクフィーが戦いを挑む。うわあ、なんか凄い映画になっちゃうけど、それは違う映画だ、というか、ただの妄想だ。
■ふじき78さん (えい)
2011-07-24 12:59:13
こんにちは。
あらら、ほんとうだ。
タイトル入れ忘れ。
自分がイメージしていたのは
『縞模様のパジャマの少年』でした。
恵まれた環境にて、
ちょっと我がまま…。
なんだか似ている気がしました。

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