模型の館@ジユウノツバサ

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電気用品安全法~鉄道模型が買えなくなる日?

2006年02月23日 | 鉄道模型の話
ヴィンテージ物のオーディオやシンセサイザーが
売買できなくなる!と、
音楽好きな方々や中古業界が戦々恐々としている
電気用品安全法」が
今年4月から本格的に運用され始めます。

コレがどういう法律かって言うと、
「PSEマーク」(上画像)の付いていない商品、
つまり2001年3月以前に製造された電気用品の売買が
新品・中古を問わず禁止されるというものです。

冒頭に挙げた楽器や音響機器などは、
古いものには古いなりの「味」などがあって
新しけりゃ良いってものじゃないだけに、
ハッキリ行ってすごく乱暴な法律だとワタシは思います。

さて、この状況を
ノホホンと見ていられないのが鉄道模型業界。
鉄道模型も一応電気製品だし、
勤務先の店頭には2001年以前に発売された製品だってある。
ていうか、それ以後に発売された製品にも
「PSEマーク」が付いてるのを見た覚えがない。
それが3月一杯で不良在庫となっちゃあ一大事。
とりあえずこの法律について調べてみました。

で、結論から先に言ってしまうと、
基本的に鉄道模型は従来通りでOK。
ただし、コントローラー類に関しては注意が必要。


まず車輌やレール関係に関しては、
経済産業省HPの
電気用品安全法に関する解釈」というページで配布されているPDFファイル
電気用品の範囲等の解釈について」の1ページ目によると、
本体(この場合車輌やレール)から容易に取り外し可能な
直流電源・100V未満の交流電源を用いるものは除外されます。
つまり、この法律の指す「電気用品」ではないわけです。
大部分の鉄道模型はもちろん、
交流を用いるメルクリンも十数ボルトだから大丈夫ですね。

問題なのは制御機器。
100V交流のコンセントを電源とするものが大多数です。
これらパワーユニット・パワーパックの類は
経済産業省の「特定電気用品」で指すところの
「直流電源装置」にあたるわけで、
販売猶予期間が「7年」。
つまり2008年3月末日限りで
2001年以前の製造分の売買が禁じられます。

冒頭の音響機器ほど差し迫ってはいませんが、
TOMIXの緑色の古いコントローラーを愛用している方などは
予備機や部品の確保、現行製品への切替を
そろそろ検討した方がいいかもしれません。

ちなみに、ACアダプタ式のコントローラー
(KATOのECS-1やKC-1、TOMIXのN-S2-CLなど)や、
ポイントスイッチ、自動踏切システムなどは車輌と同様、
直流・100V未満の交流が電源と解釈されるので、
電気用品安全法の適用外となるはずです。
ただし、ACアダプタやKATOのKM-1は
「直流電源装置」そのものですので、
メーカーが「PSEマーク」付き仕様で再販しなければ
2008年以降に壊れた時点でジ・エンドとなってしまいますので、
該当機器をお持ちの方はご注意あれ。

あ、KATOがACアダプタ式の
パワーパックスタンダードSを発売したのは、
この法律を睨んでのことかもしれませんね。
TOMIXのN-S2-CLも2002年発売だから、
専用ACアダプタに「PSE」が付いてるかもしれないです。
その辺、ご指摘いただけると助かります。

まぁしかし、鉄道模型はほぼセーフだったものの、
とんだ落とし穴でした。
音響機器や楽器については坂本龍一さんたちの署名活動で
法律が緩和されることを願いたいです。
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