模型の館@ジユウノツバサ

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宝塚線脱線事故(4):207系の欠陥?

2005年06月07日 | 宝塚線脱線事故
旧ブログで書いてきた宝塚線脱線事故の記事の続きです。
(2)の記事でワタシは、事故原因にメカニカルトラブルが介在している可能性について書きましたが、新しい情報が出てきたので触れておきましょう。

207系電車、製造時違う車両連結でブレーキ異常?
(YOMIURI ONLINE:6月7日付)


メカニカルトラブルという側面から事故原因を探る上で、この事実は結構重要だと思います。
事故後の警察の検証で事故車輌にブレーキ系統の異常は見られなかったという報道は既に行なわれています。ところが、この読売の記事で指摘しているのは事故車輌の207系電車が故障していなくても異常なブレーキ挙動が起こりうる車輌だったということ。そして事故前に相次いだオーバーラン。事故当時にそのブレーキ挙動の異常が発生していた可能性を改めて検証する必要があるのではないでしょうか?

207系の0番代と1000番代のブレーキ系統の違いについて、正直に言うとよく判りません。鉄道専門誌の新車紹介記事でもマイナーチェンジ車については詳細まで報じられないという部分があり、一般読者として知り得る情報は非常に限られてしまいます。件のブレーキ異常が運転士の技量で補えるレベルのものか否かについての判断は難しいです。
問題があるとすれば、報道されている研究結果が発表されたのが2000年のシンポジウムという点。JR西日本がこの問題を過小に評価していなかったかという検証は必要でしょう。

もちろん事故路線で遅れを取り戻すためのオーバースピードが常態化していた事や、運転士・車掌がオーバーランを過少申告していた事実がこの報道で否定されるわけではなく、人的原因についても検証して対策が講じられ、JR西日本の企業体質を改める必要があることに変わりありません。
ただ、正しい事故原因が判ってくるのはこれだけ時間が掛かるということだけは、報道する側のメディア、報道を受け取る側の我々の双方が肝に銘じておくべきじゃないかと思うのです。視聴率・部数を稼ぐために「事故原因がすぐ判る」と錯覚させるような報道を行なうことは慎まれるべきだし、原因を早く知って安心したいがためにそのような勇み足な報道を鵜呑みにするような愚を冒さないようにしたいものです。
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