模型の館@ジユウノツバサ

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【横浜市営バス】横浜FCラッピングバス【完成!】

2015年08月31日 | 横浜FCラッピングバス
 前回「ぼちぼちスピード上げて完成へと持っていきましょう。」とか言いながら、色々あって、とうとう実物の運行中に発表できず残念(一応、ツイッターに上げてはいるのだけど)。
 遅まきながらお披露目と参りましょう。ご笑覧ください。


 プロトタイプとなった浅間町営業所1-1760号車は、いすゞエルガの2011年式CNGノンステップ車であるLDG-LV234L3改。加工のベースはザ・バスコレクション「都営バスいすゞエルガ5台セットA」のA-T185号車(PKG-LV234L2)で、2010年以降製造分の新・ISO方式採用によりナット数の増えたホイールを同セットK-X297号車、屋上のCNGタンクは第7弾の東武バスからそれぞれ流用です。


 前面アップ。行先表示はもちろん俺たちの丘「37系統三ツ沢グランド直行」を自作。みんくるマークを消すガラスパーツの黒塗装がちょっと寸法が狂って左右非対称になっちゃったのは残念。バス工作は鉄道車輌以上にちょっとの寸法狂いが、イメージを大きく変えてしまいますね。


 後部アップ。こっちの行先表示は透明シールに鏡面印刷したシールをガラス裏面に貼ってみました。透けないよう白いシールをさらに裏張りしています。自作シール以外にも、グリーンマックスの三菱ふそうエアロスター用シール各種(東急バス/横浜市交通局用など)を流用。もちろんナンバーは実在のバスと異なります。


 今回のバスは片面ラッピングということで、非公式側は通常仕様。クリーム色はGMカラーのクリーム4号、青帯は旧ガンダムカラー・ブルー44(マスターグレードVガンダム用のブルー)。車番表示「1-1760」は縦長の丸ゴシック体、しかも白文字。この小ささではF式WDでも歩留まりが悪そうということで意外に難儀しましたが、グリーンマックスの阪神電車用インレタ現行品で解決しました。


 作品の一番の見所となるラッピングは前回ご紹介した通り、レーザープリンター印刷で印刷した自作デカールで再現。CNGタンクのロゴなどの白い裏打ちは形の合う市販の白インレタを事前に転写してから、自作デカールを貼っています。


 前半分をさらにアップ。行先表示器が前側扉の直後にあるのが横浜市営バスの特徴で、ベース車の都営バスから窓柱表現ごと変えるため、表示器のある窓を透明プラ板で自作。強度の担保を兼ねて表示器自体もプラ板➕自作シールで表現しました。


 手元にある歴代のNスケール横浜市営バスモデルと並べてみました。グリーンマックスのエアロスターの色調の明るさが目立ちます。バスコレ第3弾のRE100の色調が暗いのは実車も同様です。


 同じく前面。交通局章の表現はやはりレーザープリンター印刷では不満が残るところ。隣のエアロスターみたいにただの青丸だけだったらよかったのに(エアロスターはこれで実車通り)。


 最後に今回の作品と一番色調が近い第13弾のエアロスターKとの2台並び。青帯はスケールエフェクトの範疇内でしょう。クリーム色は鮮やか過ぎたかも。赤みを抑えつつ少し灰色方向に濁らせた方がより近かったかもしれません。

 ま~100%満足ってコトはないですが、好きなチームゆかりのモデルを作れたってのは、やっぱりいつも以上の心地よい達成感がありますね。横浜FCには、今後もこういうネタを提供してくれることを期待します(フルラッピング車を是非!)。

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