Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関係の面白そうな文献を紹介していきたいと思います。ただし、紹介するだけなので、興味を持ったら読んでね!

慈恵ICU勉強会 170411

2017年04月17日 | ICU勉強会
人工呼吸離脱ガイドライン(JC-Chest)

あいたたた。
ついさっき、気がついた。
いや、ちょっと変なガイドラインだなとは思ったんだよね。人工呼吸離脱っていろいろな面があるだろうに、そのうちの3つ、
・SBTのやり方
・鎮静方法
・抜管後のNPPV
の3つに絞って推奨を出しているから。

で、読み直して、そもそもAJRCCMのこのガイドラインを見落としていたことに気がついた。こっちは、
・リハビリプロトコル
・MV離脱プロトコル
・カフリークテスト
について。

すいません。今更こっちは勉強会でやれないので、こっちは原文を読んでください。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

慈恵ICU勉強会 170404

2017年04月15日 | ICU勉強会
qSOFAの予後予測能(JC-JAMAx2)

ちょっと前のJAMAに2つまとめて出た、qSOFAやSOFAは敗血症の予後予測に使えますよ系の文献。一つ目はqSOFAは救急外来で使えますよ、二つ目はSOFAはICUで使えますよ。
まあ、綺麗。

というか、綺麗すぎないかい?
二つ目はANZICSのデータベース研究でN=18万なので文句は言えないけど、一つ目はサンプル数は800だし、SOFAよりもqSOFAの方がAUROCが大きいし。

qSOFAとSOFA、つまりSepsis-3の宣伝をしたくて、そのためにそれぞれの有効性を示した研究を並べて掲載したくて、という雑誌側の思惑を勘ぐってしまいたくなる。
ま、いいんですけど。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

Email alertの過去ログ

2017年04月12日 | ひとりごと
先日、email alertのことをよく知らない若者に会った。
そういえばいくつか書いたことがあったな、と思い、ググって出てきたものをまとめてみた。

E-mail alertのコツ
Email alert
私の文献の読み方

ちなみに、最後の「文献の読み方」を読み返してみたのだけど、5年も前なのに、ほとんど変わっていなかった。唯一違ったのは、
「研究に必要そうな文献(ほとんどはAKIもしくはRRT関係)」
というところだけ。最近の研究の課題はAKI以外のものが増えたから。

5年で変化がないとは、成長していないということかな。
いやいや、5年前にすでに完成していたことにしよう。
うん、そうしよう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

風邪ひいた。

2017年04月10日 | ひとりごと
変な風邪だった。1週間かけてゆっくり悪くなった。
症状は咽頭痛と鼻閉と鼻汁と咳と発熱、インフルチェックは陰性で、まあ診断的には問題ないのだけど。
免疫力の低下か?
ついに先週後半はダウンし、ずっと寝ていた。
本日からボチボチ復活です。

ということで、仕事を休んでご迷惑をおかけした皆さま、講義をキャンセルしてご迷惑をおかけした皆さま、依頼されたものが全然進まずご迷惑をおかけしている皆さま、ごめんなさいでした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

集中治療医学会のホームページ

2017年04月06日 | ICU・システム
わっ、知らなかった。
なんか、かっこ良くなっている!!!
日本集中治療医学会
なんか、動く!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

慈恵ICU勉強会 170328

2017年04月05日 | ICU勉強会
痙攣重責に対する低体温療法(JC-NEJM)

やるのが遅くなって、もう去年になってしまった。でもNEJMなのではずせないし。
結果の解釈にはいろいろあるかもしれないが、低体温療法の適応がどんどん狭くなる、という印象は拭えない。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

慈恵ICU勉強会 170214

2017年04月04日 | ICU勉強会
HFNCプロトコルの提案

プロトコルの修正をしていてちょっと遅くなった。
2月に、二週連続でHFNCの話をICUのCEにしてもらった。
最初に知識のまとめ、次の週にプロトコルの提示。

やはり現状では、十分な根拠に基づいたプロトコルの作成は難しい。だって、メインで参考にできるものが、呼吸不全は一つ、抜管後の予防は二つしかないのだもの。しかも抜管後のやつはinclusion criteriaがごった煮で、このまま臨床で使うのはちょっとなーいう印象だし。
まあ、目安程度にはなるでしょう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

EGDT dead or alive

2017年04月02日 | 感染
という感じのタイトルのeditorialが以前あったのさ。
なんでそんなタイトルにしたかというと、もう一週間以上前の話だけど、EGDTについての文献を2つ読んだから。
一つはこれ。こっちは勉強会に回すので触れないでおいて、もう一つはこれ。

Kalil AC, Johnson DW, Lisco SJ, et al.
Early Goal-Directed Therapy for Sepsis: A Novel Solution for Discordant Survival Outcomes in Clinical Trials.
Crit Care Med. 2017 Apr;45(4):607-614. PMID: 28067711.

(今気がついたが、first authorが最初のeditorialと同じだ)

EGDTについてのメタ解析、31の観察研究と6つのRCTが対象(N=19998)。観察研究ではEGDTが有意に死亡率を低下させたが(relative risk=0.77, p<0.0001)、RCTでは有意差なし(RR=0.92, p=0.27)。介入バンドルと予後には関連がなく、抗菌薬の投与が早いこと(死亡率低下)、重症度が高いこと(死亡率上昇)が関連していた。

つまり、観察研究で予後改善傾向が認められたのは、ScvO2をどうしたとかCVPをどうしたとかとは関係なく、抗菌薬を早く投与したのが理由らしいということと、どうも重症患者にガンガン補液したり輸血したりすると悪いことが起こるようだ、ということ。

分かりやすい。
メタ解析は文献自体は面白くないことが多く(結果が読む前から想像できるか、多施設RCTやらないと結局ダメでしょと思うか)、孫引きにしか使えなかったりするけど、これは面白かった。

うーん。
それにしても、31も観察研究やる必要あったのかい?
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

動脈血ガスの測定回数を減らす介入

2017年03月27日 | その他
Martínez-Balzano CD, Oliveira P, O'Rourke M, et al.; Critical Care Operations Committee of the UMass Memorial Healthcare Center
An Educational Intervention Optimizes the Use of Arterial Blood Gas Determinations Across ICUs From Different Specialties: A Quality-Improvement Study.
Chest. 2017 Mar;151(3):579-585.


血液ガスの取りすぎはコストを上げ、仕事量を増やし、血液量の減少を起こす。そこで、アメリカの病院の7つのICUで、血液ガス採取のためのガイドラインを導入した(ルーチンでとるな、単にMV設定を変更したからという理由でとるな、など)。その結果、ガイドライン導入前後で血ガスの採取が41.5%減少した。これは49Lの血液量、約4万ドルのコスト、1600時間の仕事量の削減に相当した。患者予後には影響がなかった。

この結果、思いのほか悩ましい。
最近、いろいろなICUの臨床を垣間見る仕事(いや、もちろんそれが目的ではないのだけれども)をしていて、施設による血液ガスの採取頻度の極端なまでの違いにちょっと驚いている。これって予後に影響しないのだろうか、するとしたらどう影響するのだろうか、としょっちゅう思っている。どちらかと言うと、少なすぎて驚くことが多い。

何事も中庸が良いのかな?
これもU字型なのかな?
であれば、極小値をとる回数は自分が思っているよりも少ないのかな?
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

37th ISICEM

2017年03月26日 | その他
この学会、忘れていた。
そっか、3月だもんね。

発表された研究、いつもの通りリストにしておきます。

Levosimendan for Hemodynamic Support after Cardiac Surgery

Early, Goal-Directed Therapy for Septic Shock — A Patient-Level Meta-Analysis

Effect of Dexmedetomidine on Mortality and Ventilator-Free Days in Patients Requiring Mechanical Ventilation With Sepsis: A Randomized Clinical Trial

Association Between US Norepinephrine Shortage and Mortality Among Patients With Septic Shock

Effect of Intensive vs Moderate Alveolar Recruitment Strategies Added to Lung-Protective Ventilation on Postoperative Pulmonary Complications: A Randomized Clinical Trial

おお、日本からのやつがある!
素晴らしい。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加