万台屋

お酒と美味しい物を愛するピューリタン的道徳心、シトー派的規律をもつ憩いの場

ブログの舞台裏

2006-11-21 00:14:27 | Weblog
 ネタ切れというか、話がうまくまとまらない。









 読者は「詩を書いてくれ」だの、「話が小難しい」だの、勝手なことを言っているが、書くほうは大変なのである。

 「逆ギレかよ!」

 と言われても、本当に大変なのだ。なので、毎度のパターンとなっている、「書けないで唸っている私」というベースで書く。

 掲載記事というのは、私が「公開」を選択すると、ブログ上で公開され皆さんが見れるわけであるが、話が上手くまとまらず「非公開」となっている話が山のようにある。つまり、公開されているものは本当に「氷山の一角」なので、その下には山のような習作が眠っているわけである。

 例えば、2005年11月8日は、「シラク大統領」というタイトルで書くつもりだった。書き出しは、「フランスで暴動が全土に飛び火している。 歴代の大統領の中でも、大の親日家の大統領で、学者も舌を巻くほど歴史、美術に造詣が深い。九州沖縄サミットの際に出された泡盛を気に入り、お見上げに持って帰ったほどの親日家だ。」と書いたまではいいが、そこからまったく筆が止まってしまった。


 それから、2006年2月4日は、「「刑事コロンボ」風に」となっていて、こういう内容である。
 
 「どういう訳か体がだるいのだが、この医学的事実をもとに「刑事コロンボ」風の話を作ってみようと思う。Y本さんのマネをして…。

 被害者を私、R教授とするならば、オープニングから毒殺されるところから始まる。そしてこの話の本当の主役は、とある老舗居酒屋の常連にしようと思う。まず最初の舞台は、とある老舗居酒屋にしよう。

 「いいか、オメェはYクルトおばさんになりすまし、野菜ジュースを試供品だと言って、しばらく飲ませろ。この中にはヒ素がたっぷり入っている。わかったか!」

 「はい」

 と、中年の女性はうなずく。

 「それからオメェは、保険の外交員になりすまし、しばらくヤツを観察しろ。ヒ素が徐々に回ってきたら、一億円の生命保険契約をする。もちろん受取人はオレだ。」


 これで話が終わっている。


 さらに2006年5月15日は、「古代ギリシャ哲学から考える金持ちになる方法」である。

 「デリバティブという先物取引の起源は、古代ギリシャの哲学者ターレスが始めたものと言われている。

 ターレスは数年もの間、引きこもり(職場で「ヒッキーする」という動詞が最近誕生したのだが)気象を観察し続けた。そして今年はオリーブが大豊作になると予測したターレスは、「オリーブの搾り機の使用権」を格安で半年以上前にすべて押さえた。つまり、「将来発生するであろう利息や権利の取引」、これが先物取引の基本的な考え方である。

 これが高度に発達したのが江戸時代の大阪米取引で、デリバティブ等の研究でノーベル経済学賞を受賞したマートン、ショールズも、現代の先物取引やデリバティブはすべてこの大阪米取引に行き着くと言う。

 どうも、「哲学」という訳し方が堅苦しいからなのだろうが、「美しいとは?」「立体感をどのように認識するか?」「金持ちとは?」という日常思うことは「哲学の問題」と言ってもいいのではないだろうかと思う。なので、科学的あるいは化学的な問題ももちろん哲学の領域に入ると私は思う。

 「格差社会」という言葉の名付け親と言ってもいい大竹文雄・大阪大教授の著書が話題になっており、我慢ができなくなって同「経済学的思考のセンス -お金のない人を助けるには」(中公新書)を買ってしまった。本当に、酒と本にはだらしがないと反省する。」

 
 しかし、この先、書くのがバカらしくなってやめてしまった。



 書けないと言いつつ、今宵も一つの話をまとめてしまった。

 (了)
 

 

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