北海道ドライブ旅行

愛車で北海道を巡る旅のメモ
テーマは・・『住むような旅』
 一つの地に、ゆっくり滞在
   街や近郊を散策

38日目(9/28)松前から江差 39日目(9/29) 江差からせたな

2017-09-29 | 日記
『ナビ』です。おはようございます。昨夜はせたなと言う町の公共温泉へ泊まりました。
ホテルなのに、こんなお菓子がお茶うけにおいてあり、さっそくおやつしました。



この2日間の報告をします。
まず最初に、お父さんは内緒と言っていますが、一昨日松前城を2時間ほど散策して帰って来た時ビッコを引いており、どうしたのと聞いたところ、松ぼっくりを踏んでオットットとなった時に足がつったとの事です。
相当痛そうです。(これまで頑張って歩きすぎでは??)
左足なので車の運転には問題なかったのですが心配です。
この日の夜、ホテルのお風呂で揉んでいたので何とか一晩で歩ける所まで回復したようです。
昨夜も温泉へ長い間行っていましたが、完全復活できるでしょうか。

一昨日旅館を出てから訪れた松前城(正式には福山城というらしい)では、最北の藩としてのアイヌとの関わりや、函館戦争でのこの城の攻防戦の様子などを知ることが出来た。



このお城の石垣の石が丸くなってきているので学芸員さんへお聞きすると、このお城を作った石はこの地域で切り出したもので、花崗岩のように固くなく、砂岩に近い緑石岩?との事。
このため、全て同じように崩れるのではなく、一部は早く崩落することもあり、保存は大変との事。お城全般として何百年も持つのか心配との事でした。
(大阪城などはこんな心配はないのでしょうね・・)
   

松前城は桜で有名であり、古くからたくさんの桜も植えられていましたが、ニシン漁が衰退し町が停滞した時に、桜で町¥を活性化しようとの意気込みで再度たくさん植えられたようで、接ぎ木で新しい品種を生み出すなど努力が実ってのことの様です。
今は古木となってきていますが、これらの木々も何とか生き続けたいと樹液を出しながら頑張っている姿に感銘しました。



この後武家屋敷跡見学。この庭園でうかつにも松ぼっくりに乗り上げ。
 (秋の景色に見とれていました・・)



江戸から明治に変わる歴史の中で、この松前藩の独特な文化構築やこれらを支えた商家などが多数あり、街並み景観の保存が始まっていました、観光目的だけではどうかと感る所もあります。

このあと、江差へ向け車を走らせ、早めにホテル着。
(松前街道(・・・ライン)は海岸線の少し高いところを進んでいきます)
ただ途中コンビニや道の駅も少なく、休憩するところが少ないです。



お決まりの夕日をホテルの窓からパシャリ。



夕食がホテルでなかったので、お父さんは歩いていける範囲の、ホテルむかえの居酒屋へ。
なんと『活いか』を食べたとの事。江差でも活いかを扱う船は2船しかなく、活かして置くためのいけすも少なくなっているとの事。
(僕も食べたかったなあ・・)



昨日は足も少し復活し、無理をしなければ歩けるとの事で、江差ではカモメ島と江差の沖で沈んだ江戸幕府最後のオランダへ発注した艦船、開陽丸を見学し、せたなに向けて移動。

<カモメ島>
こんな不思議な岩があり、鳥居とコラボしています。
(岩の名前は瓶子岩だった?)



<千畳敷>
カモメ島の反対側はこのような平らな岩場となっています。
江差の町はこの島のおかげで奥尻島の地震の際発生した津波が防げたようです。
(島の半分くらいの高さまで津波が来たとの事)



<開陽丸>
発注した時に、徳川家の葵の御紋が間違えて、クローバーの葉っぱ3つのようなものになってしまったとの事。
沈没船から引き揚げられたものの展示がありましたが、江戸時代には海外では蒸気ボイラがあり、純水に近い水も製造出来ていたなど、驚きの技術でした。
又、唯一日本艦どうしの戦闘もあったようで、攘夷派のこの艦船と薩摩軍のイギリス製軍艦との戦闘では、イギリス製の方が4ノットも早く逃げ延びたとの記述もあり驚きです。


(右上のマークを見てください)

このあとお昼はと考え、昨日も松前でにしんそばでしたが、今日も江差で有名な横山家で発祥のにしんそばを頂きました。
さすが伝統の味ですね。



午後はせたなに向け移動開始。
途中海岸線は海中から隆起し、削り取られた段丘があり、日本のグランドキャニオンとの名称もあるようであるが、訪れる人は少ない。
特に乙部の町の海岸線や、せたなに向けての国道沿いには珍しい奇岩が見られる。

<くぐり岩(乙部)><シラフラ?>





<館の岬>


<親子熊岩>

海に落ちた子熊を助けるお母さん。二匹を弔うために神様が作った岩との事です。



このあとせたなに向けては、道道の海岸線を走りましたが、荒れ狂う波しぶきがかかるような道と長いトンネルがあり、対向車もこないな中で不安でした。



ホテルはせたなの北桧山という所にある、公営温泉に併設されたところでありなかなか良かった。

【第38日目】
 9月28日(木)10時過ぎ出発
   宿泊先(温泉旅館 矢野) 
   → 松前城散策
    (城址、武家屋敷跡)
   → 昼食 (矢野でにしんそば)
   → 日方泊灯台
   → 江差 海の駅
   → コンビニ
   → ホテル
   → 夕食 (居酒屋) 
 天気 晴れ 朝方まで雨
    (気温 18-20℃ )
 宿泊先 江差 (ホテル)
 走行距離 71Km

【第39日目】
 9月29日(金)10時出発
   宿泊先(江差BH) 
   → カモメ島散策(周遊路)
   → 開陽丸見学
   → 昼食 (横山家 にしんそば)
   → 郵便局 (荷物発送)
   → 乙部 奇岩見学
   → 親子熊岩
   → 道道740(海岸線)
   → ガソリン → 洗車
   → ホテル
   → 夕食 (ホテル内) 
 天気 晴れ 出発まで雨
    (気温 14-16℃ )
    夕方さらに寒くなる。
    今朝方大雨
 宿泊先 せたな北桧山 (公営ホテル)
 走行距離 103Km