The Girl With No Name

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銀河ヒッチハイク・ガイド

2005-11-01 20:31:18 | Movie @ Theater
まさにイギリス映画の真骨頂! シュールで理屈っぽくて、大笑いでなくニヤッと笑いたくなる映画でした。主要都市でもヴァージンTOHOシネマズ限定公開だったので見逃している人が多いかもしれませんが、SF好き、UK音楽好き、なによりもUK映画好きでしたら絶対に見て欲しい作品です。色んな小ネタやうんちくが満載なので、1回と言わず2回、3回見ると更に細かいことが分かって楽しそう。私も絶対にもう一度見ます。
さらに英語が聞き取れるともっと楽しめると思います。笑いの部分はどうしても日本語にすると面白みが半減するし、ネーミングも言葉遊びいっぱい。私の英語力では分からない部分も多々ありました。是非ともバイリンガルの私の友人の皆さん、この映画を見て真の面白さを私に解説してください!

以下かなりネタバレ。何も知らないで見ても十分楽しめると思いますので、未見の方は読まないことをオススメします。→
地球が爆破されるシーンがあることは知ってたのですが結構迫力があり、そしてあっけなかったです。地球人をバカにするスタンス自体がUS映画ではありえない気がする。。。(笑)。
そしてUK映画の定番、優柔不断で情けない主人公と、美しくて賢い女性主人公。いちいち判断に迷う所とか本当に面白かったです。常に紅茶欠乏症なのもお約束ですね。
いまいち理解できなかったのは、ヴォゴン人の詩の朗読という拷問。これもUK的な発想ですね。しかしどの辺りが酷いのかが字幕では読み取れず、英詩も聞き取れませんでした。あまりにも普通で聞くに堪えないということなのでしょうか?
ディープ・ソートに投げかけられた究極の問い"人生、宇宙、すべての答え(answer to life, the universe and everything)"の答えが42というのも、「もしかしてアルファベットを全部数えたら42なんじゃないの?」と映画を見ながら思ったのですが、これが大当たりだったのはちょっと嬉しかったです。(注:この42については数々の説があり、それについての詳しい考察は↓のWikipediaを読んでみてください。)
超絶IQを持つ鬱なロボット、マーヴィンがいい味を出してました。声の出演はアラン・リックマン(!)。マーヴィンが喋るだけで笑えました。あんな風に悩めるロボットが我が家にいたら面白いだろうなぁ。ずっと相談にのってあげたい。
←ココまで

この映画は本当に細かいネタが満載で、書き出すと止まらなくなりそうなのでこの辺でやめておきます。映画で足りなかった分は今注文している原作本を読んで補おうと思います。その後感想を追加するかもしれません。

◆Kelly Macdonaldについて
本当にちょい役。いわゆるカメオ出演といっていいでしょう。賞味2分程度の登場でしたが、めちゃめちゃ嬉しそうでした(笑)。この映画の撮影面白かっただろうな~と想像できます。

◆H2G2とミュージック
本作は数々のMusic Videoを世に送り出しているGarth Jenningsの初監督作品。タイトルロールとなる"So Long, And Thanks All The Fish(さよなら、沢山のお魚ありがとう)"は素晴らしい出来栄えでした。作曲者のJoby Talbotにも拍手を送りたいです。映画を見終わってからずっとこの曲とシーンが頭から離れません。この出来栄えでこの映画の面白さが決定付けられたと言ってもいいと思います。
家に帰ってからパンフレットを読んで、原作のファンのミュージシャンが結構いることを知りました。Radioheadの"Paranoid Android"はマーヴィンのことだったなんて! ますますマーヴィンが可愛くなりました。
本編では使われていませんでしたが、Music Videoも作成された選挙用宣伝Song(!?)"Vote Beeblebrox"はex-Divine ComedyのNeil HannonとTravisのAndy&Dougieが参加しています。
さらに私が発見して爆笑したのが、iTunes Music Store UK のCelebrity Playlistsにマーヴィンがいることです! 選曲はTravisの"Why Does It Always Rain On Me ?" やBlurの"This Is A Low"など、見事にダウナー系(笑)。こういう遊び心満載な所が大好きです。 iTunesをインストールされている方は是非ともご覧下さい。ちなみに主人公3名のPlaylistも個性豊かな選曲で楽しめますので合わせてどうぞ。
MarvinTrillianZaphod BeeblebroxArthur Dent


◆原題:The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
◆2005年/アメリカ・イギリス
Official Site
銀河ヒッチハイク・ガイド@映画生活
銀河ヒッチハイク・ガイド(2005) - goo 映画


ヴォゴン人地球観察ブログ
Wikipedia:人生、宇宙、すべての答え
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マローさんの覚え書き:銀河ヒッチハイク・ガイド
 ↑ "So Long, And Thanks All The Fish"のFlashサイトをこの方のBlogで知りました! 必見!

◆サウンドトラック ◆原作本


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