【現代と思想】~ジャーナリスト精神

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

国民的統一戦線への私論(二)

2015-07-30 22:42:23 | 社会・政治思想・歴史

         櫻井 智志


 戦争法案と言ったほうがふさわしい「平和安全法制法案」をめぐり、衆議院では、日本共産党が民主党と共闘し、衆議院での審議に臨んだ。鳩山=小沢両氏を追いやった民主党を、私は支持していないけれど、自公巨大与党の暴走と対決する上でこの民共共闘は実りあるものだった。参院でも、議会闘争は堅実な野党の闘争が見られる。衆院にはない社民党や生活の党と山本太郎となかまたち、新党改革などがそれぞれの持ち味を発揮してとり組んでいる。

 国民的闘争は、大学・母親・各種団体と広がり国民の取り組みは広大なすそ野を広げてとり組んでいる。大学で教授から学生まで一体となって声明をアピールしている大学は日増しに増えている。乳幼児を抱えたりベビーカーに乗せた母親も含んで、女性独自の行進があちこちで見られる。シールズという略称の青年や学生たちの団体はきわめて知性と政治的見識の高い団体として相次いで創造的な運動を繰り広げている。政党の枠や、保守革新を問わず、安倍政権の専制政治に広く反対の声が全国の各地に広がっている。

 沖縄県でのオール沖縄や森県知事選挙をはじめ統一地方選挙でいくつかの首長選でも、共闘の布陣が見られる。中でも日本共産党はリアリズムに徹し創意工夫が見られる。9月の岩手知事選などでも反自公の生活の党や市民との共闘の模索が見られる。日本共産党の政治変革に臨む姿勢は、国民のの信頼を増し、市民団体と日本共産党推薦ないし支持の候補による知事選は、群馬県知事選での共産党推薦候補あるいは社共統一候補の得票率で戦後最大の得票率という結果となってあらわれている。民主新自由主義派候補VS自公候補VS民主県政の会・日本共産党推薦候補の実質的に三つ巴の埼玉県知事選も8月9日投票日に県民の審判を仰ぐ。私は候補者と陣営、支持者の盛り上がりから県民の高い支持を得ると予想している。


 市民運動、政党運動、文化運動などの全般にわたって、現在の日本共産党は、具体的課題に即応した的確な対応を進めている。「無党派民主主義に立つ容共派の統一戦線志向」という私のスタンスはいまも同じであるし、さらに日本共産党の政治的実践にいっそう支持を覚える。国民統一戦線について、私は三層構造を考えてきた。
①大工業の組織的過程としての「民主」集中制(官僚集中制ではない)に立脚する日本共産党
②護憲リベラル政党の「円卓の論理」に拠る共闘
③良心的保守層
 この三者がともに互いの立場を尊重した国民的規模の共闘組織をくむ。それは日本共産党が1960年代後半から主張している「民主連合政府」展望と近い政治情勢にある。同時に政党連合を超えた段階にある。


 現在立ち上がっている国民は、市民運動や市民団体、シールズや反原連のような新たな運動体も輩出している。それらを視野に入れると、政党の共闘次元だけの構想ではなく、政党、団体、個人が、戦争国家にあらがうことに立脚する、国民的な統一戦線の結成を展望しうる段階にあると考える。その樹立は今日的な課題となりつつある。

 しかし、いまは抽象的言辞ではなく、安倍自公政権の暴走を阻止する国民的運動が大切である。安倍自公政権にかわる「反軍国主義」政権の樹立は、国民的運動の合意のなかからその母体が雄大な姿を現すことだろう。喫緊の課題は、参院国会での戦争法制法案の廃案をめざす広範な国民的結集であろう。戦後民主化闘争、60年安保闘争に次ぐ新たな全国闘争は、現在の闘争の質を内実にはらんでいる。


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「反」戦争国家観に立脚する【21世紀における国民的な統一戦線】

2015-07-30 00:45:55 | 社会・政治思想・歴史
統一と野合、共闘と分裂
~「反」戦争国家観に立脚する【21世紀における国民的な統一戦線】~
         櫻井 智志
 国会では、日本共産党が民主党や生活の党と共闘し、衆議院での審議に臨んだ。
民主党という政党については、私は支持していない。けれど、自公巨大与党の暴走と対決する上でこの民共共闘は実りあるものだった。
 国会の外でも、福島原発事故以来、東京の代々木公園や明治公園での社民党や緑の党などと共産党が示した闘争形態は二重の意義をもつ。ひとつは、政党共闘であり、もうひとつは反原連などの市民団体との共闘の取り組み方である。いずれも国民的共同として見事な取り組み方だった。
 沖縄県でのオール沖縄や森県知事選挙をはじめ統一地方選挙でいくつかの首長選でも、共闘の布陣を敷いた。今後の岩手知事選などでも反自公の生活の党や市民との共闘の模索が見られる。
 そういった日本共産党の政治変革に臨む姿勢は、日本共産党への信頼を増し、日本共産党単独でも群馬県知事選での共産党推薦候補あるいは社共統一候補の得票率で戦後最大の得票率という結果となってあらわれている。民主新自由主義派候補VS自公候補VS民主県政の会・日本共産党推薦候補の実質的に三つ巴の埼玉県知事選も8月9日投票日に県民の審判を仰ぐ。私はかなりの得票率獲得を期待しているとともに候補者と陣営、支持者の盛り上がりから県民の高い支持を得ると予想している。
 戦後に兵庫県では全政党相乗りの神戸市長選など続いた。しかし、市政の問題点から日本共産党は全野党路線から、節目ある確かな政治路線を貫くために独自候補擁立を模索した。京都市長選にも立候補したことのある広原盛明元京都大学総長や神戸の教職員組合の牽引車でもあった佐藤三郎氏らがとり組んでいる「護憲円卓会議ひょうご」には、しんぶん赤旗紙上でも今までにやりとりがあったことを私は知らないわけではない。それでも護憲円卓会議ひょうごを支持していることには理由がある。
①戦後の神戸市政の変遷と民衆運動の考察
②広原盛明氏の京都市長選のインターネットによる「京都市長選勝手連」運動の取り組み
③日本共産党は決して独善的政党ではなく、全国各地で庶民の立場に立つ共闘を組んでおり、兵庫県や神戸市の独自の経過がある
以上の3点である。
日本共産党と市民団体のやりとりでは、インターネット「さざ波通信」や文芸季刊誌「葦牙」同人のケースがある。民主文学の会(前身民主主義文学同盟)には、「葦牙」の編集長牧梶郎氏が再入会するなど独自の動きがある。「さざ波通信」も、私は執筆投稿と批判を経て文章修行をさせていただいたと思っている。「葦牙」には私は今もスタンスとしての共感はある。「さざ波通信」は編集部にはお世話になったという感謝の気持ちをもっているが、現在の投稿文章を更新されるたびに読んでいるが、「さざ波通信」創立の初心とはかけ離れた記事を読み、疑問を覚えている。
 私は市民運動、政党政治、文化運動において、現在の日本共産党の具体的課題に即応した対応を支持する者である。何度も「無党派民主主義に立つ容共派の統一戦線志向」という私のスタンスはいまも同じである。著作『座標』では、国民統一戦線について三層構造を述べた。
①大工業の組織的過程としての「民主」集中制(官僚集中制ではない)に立脚する日本共産党
②護憲リベラル政党の「円卓の論理」に拠る共闘
③良心的保守層
この三者がともに互いの立場を尊重した国民的規模の共闘組織をくむ。
それは日本共産党が1960年代後半から主張している「民主連合政府」となることも否定はしない。
ただ、市民運動や市民団体、シールズや反原連のような新たな運動体を視野に入れると、政党の共闘次元からの構想ではなく、政党、団体、個人が「反」戦争国家観に立脚する【21世紀における国民的な統一戦線】の結成樹立である。
いまは抽象的言辞ではなく、安倍自公政権の暴走を阻止する国民的運動が大切である。安倍自公政権にかわる「反軍国主義」政権の樹立は、国民的運動の合意のなかからその母体が雄大な姿を現すことだろう。
喫緊の課題は、参院国会での戦争法制法案の廃案をめざす広範な国民的結集であろう。(2015/07/29 2:28AM)

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埼玉県知事選挙、決戦まで2週間の闘いの戦略

2015-07-25 23:55:44 | 言論と政治

               櫻井 智志



 「戦争法案」阻止を掲げて、平和と幸福の埼玉県政をめざす、という柴田やすひこ候補の闘い方は的を射て的確である。

精悍に県内各地を遊説する柴田やすひこ候補に、日本共産党とその支持者のみならず、無党派層にも広がりつつあることは、炎天下を遊説している柴田やすひこ候補ご自身が実感していることと私は思う。

日に日に柴田やすひこ候補の表情に、覇気とやさしさとが共に備わり、演説している柴田やすひこ氏には風格とオーラが感じられる。

だが、県内のもっと広範な県民の各層に迫っていくことが喫緊の課題でもある。

 私は、全国で平和を願う若者たちが自発的に集まり、新たな運動形態として「シールズ」を結成して取り組んでいる様子が最大のキイを握るような政治情勢が今後ますます広がっていくと考える。

「シールズ」を利用するのではない。「シールズ」のような国民的運動を県内の青年労働者や学生達が加わりともに憲法空洞化の阻止に取り組む。
ひとつの例として代表される「シールズ」のような新しい国民的運動を理解し、それを理解し共感し共闘することだ。「シールズ」を「乗っ取る」ような姑息な浅知恵ではだめだ。「シールズ」のような全国各地で噴出する国民的抵抗運動を理解し、組織は「さいたま・民主県政の会」や日本共産党埼玉県委員会が、広大な共闘を進めていく。
 戦争を憎み、戦争の悲惨な実態を知り、その阻止に奔走している候補が柴田やすひこ候補であることが、県内隅々にまで広がっていった時に、吉川春子候補が共産党単独推薦の候補として獲得した24%の得票率を上回る県民の支持が結集される。しかしそれは結果である。はじめから当選唯一とか得票率の数値化で闘うという意味ではない。

 県民のみならず全国の国民に、県知事に到達することをゴールとする民主党新自由主義派や自公与党派の候補ではできないことがある。

全国や都内で、参院での戦争法案阻止のために健闘する政党を超えた議員たちの運動と、呼応して8月9日の投票日まで、埼玉戦争阻止連帯抵抗運動を燎原の火のように広げていく。そのためにもJCP埼玉県委員会や中央委員会のよびかけや提案を率直に受け入れて運動を広げて深めていく。

その際にそうとう重要なことがある。

柴田やすひこ候補は、ブログ、フェイスブック、ツイッターを公式に稼働させている。さらに勝手連的に柴田やすひこ候補が見て聞いて書いているフェイスブックのブログがある。公式ブログに「気軽にご意見ご質問を」のコーナーはクイックしてもとまっていてそのまま。これは県政の会やJCP埼玉の積極的援助が必要である。
そうとう重要なことは、柴田さんを支持する人々が雨後の竹の子のように支援ブログやツイッター、フェイスブックなどで、いま埼玉で起きている「知事選やすひこルネッサンス」をカクサンにつぐカクサンで情報をもっと飛躍的に増進させることだ。さらに分散的拡散だけではだめだ。柴田やすひこ候補の公式ブログ等や准公式ブログに情報を集中して閲覧したり投稿したりすることだ。

森では、知事選のあとも候補のブログが延々と続いている。考察や分析、反省会の様子などが写真やツイートなどで続いている。このことが候補者の大竹進候補に、次回の知事選に立つことを自信としてもたせ、そのような方向性が出てきている。

柴田やすひこ候補が、そうとうな前進をみせ、埼玉県知事は柴田やすひここそ適任だ、そうしいう盛り上がりが埼玉県内に沸騰すれば、埼玉発戦争法案阻止の炎は東京都を神奈川県、千葉県、山梨県、茨城県、群馬県、栃木県の民主勢力、戦争阻止勢力として包囲して、かつてあった革新メガロポリスは、戦争阻止連帯抵抗運動首都圏として、全国のひとつの重要な発信地を形成する。

猛暑炎天下に野外に立ち続ける柴田やすひこさんには、民医連からの健康管理ドクターがつくべきだ。常時健康管理と過労絶叫に対応する基本的医療対応措置の用意が保障されねば、年間でもっとも猛暑の7月26日から8月9日までの選挙闘争を安心して成就できない。

埼玉県内だけでなく、全国から柴田やすひこ候補へ支援と応援のエールをさらにおくり続けよう。(了)

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埼玉県知事選挙、決戦まで2週間の闘いの戦略

2015-07-25 23:55:44 | 言論と政治

               櫻井 智志



 「戦争法案」阻止を掲げて、平和と幸福の埼玉県政をめざす、という柴田やすひこ候補の闘い方は的を射て的確である。

精悍に県内各地を遊説する柴田やすひこ候補に、日本共産党とその支持者のみならず、無党派層にも広がりつつあることは、炎天下を遊説している柴田やすひこ候補ご自身が実感していることと私は思う。

日に日に柴田やすひこ候補の表情に、覇気とやさしさとが共に備わり、演説している柴田やすひこ氏には風格とオーラが感じられる。

だが、県内のもっと広範な県民の各層に迫っていくことが喫緊の課題でもある。

 私は、全国で平和を願う若者たちが自発的に集まり、新たな運動形態として「シールズ」を結成して取り組んでいる様子が最大のキイを握るような政治情勢が今後ますます広がっていくと考える。

「シールズ」を利用するのではない。「シールズ」のような国民的運動を県内の青年労働者や学生達が加わりともに憲法空洞化の阻止に取り組む。
ひとつの例として代表される「シールズ」のような新しい国民的運動を理解し、それを理解し共感し共闘することだ。「シールズ」を「乗っ取る」ような姑息な浅知恵ではだめだ。「シールズ」のような全国各地で噴出する国民的抵抗運動を理解し、組織は「さいたま・民主県政の会」や日本共産党埼玉県委員会が、広大な共闘を進めていく。
 戦争を憎み、戦争の悲惨な実態を知り、その阻止に奔走している候補が柴田やすひこ候補であることが、県内隅々にまで広がっていった時に、吉川春子候補が共産党単独推薦の候補として獲得した24%の得票率を上回る県民の支持が結集される。しかしそれは結果である。はじめから当選唯一とか得票率の数値化で闘うという意味ではない。

 県民のみならず全国の国民に、県知事に到達することをゴールとする民主党新自由主義派や自公与党派の候補ではできないことがある。

全国や都内で、参院での戦争法案阻止のために健闘する政党を超えた議員たちの運動と、呼応して8月9日の投票日まで、埼玉戦争阻止連帯抵抗運動を燎原の火のように広げていく。そのためにもJCP埼玉県委員会や中央委員会のよびかけや提案を率直に受け入れて運動を広げて深めていく。

その際にそうとう重要なことがある。

柴田やすひこ候補は、ブログ、フェイスブック、ツイッターを公式に稼働させている。さらに勝手連的に柴田やすひこ候補が見て聞いて書いているフェイスブックのブログがある。公式ブログに「気軽にご意見ご質問を」のコーナーはクイックしてもとまっていてそのまま。これは県政の会やJCP埼玉の積極的援助が必要である。
そうとう重要なことは、柴田さんを支持する人々が雨後の竹の子のように支援ブログやツイッター、フェイスブックなどで、いま埼玉で起きている「知事選やすひこルネッサンス」をカクサンにつぐカクサンで情報をもっと飛躍的に増進させることだ。さらに分散的拡散だけではだめだ。柴田やすひこ候補の公式ブログ等や准公式ブログに情報を集中して閲覧したり投稿したりすることだ。

森では、知事選のあとも候補のブログが延々と続いている。考察や分析、反省会の様子などが写真やツイートなどで続いている。このことが候補者の大竹進候補に、次回の知事選に立つことを自信としてもたせ、そのような方向性が出てきている。

柴田やすひこ候補が、そうとうな前進をみせ、埼玉県知事は柴田やすひここそ適任だ、そうしいう盛り上がりが埼玉県内に沸騰すれば、埼玉発戦争法案阻止の炎は東京都を神奈川県、千葉県、山梨県、群馬県の民主勢力、戦争阻止勢力として包囲して、かつてあった革新メガロポリスは、戦争阻止連帯抵抗運動首都圏として、全国のひとつの重要な発信地を形成する。

猛暑炎天下に野外に立ち続ける柴田やすひこさんには、民医連からの健康管理ドクターがつくべきだ。常時健康管理と過労絶叫に対応する基本的医療対応措置の用意が保障されねば、年間でもっとも猛暑の7月26日から8月9日までの選挙闘争を安心して成就できない。

埼玉県内だけでなく、全国から柴田やすひこ候補へ支援と応援のエールをさらにおくり続けよう。(了)

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毎週土曜日夕方のTBS『報道特集』は稀有な勇気ある番組だ

2015-07-25 19:01:52 | 社会・政治思想・歴史

                 櫻井  智志



櫻井智志 @satoshitoday 24分24分前
@tbs_houtoku 自民党の総理や最高顧問を歴任した元軍人中曽根康弘は、慰安所をつくってアジア女性を陵辱した人間なのだ。このような卑劣で非人間的な政治家が戦後日本に君臨してきた。当時の軍人は「公衆便所」と発言する。差別の極限。口先だけの非人間的日本軍人は血まみれの殺戮者だ。





櫻井智志 @satoshitoday 39分39分前
@tbs_houtoku 日本軍兵士による外国人女性強姦の連続と慰安所。13才の少女を陵辱して進軍した日本兵。金平キャスターの「もう質問をしたくありません」という苦渋と介添え女性の「もう質問すべきでありません」という助言。例外でなく外国のあちこちで繰り広げられた女性への人間破壊。




櫻井智志 @satoshitoday 47分47分前
@tbs_houtoku 全学連でも全共闘でもなく、シールズ。今時の若者は、なかなか頼もしい。戦争法案反対を燎原の火のように広げているもの。これこそ戦後の平和憲法や民主主義がになってきたものの開花だろう。倒されても弾圧されても、しぶとい闘いこそレジスタンスの日本的展開と思う。

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安倍クーデターを許すな ~『東京新聞論説室から』「7・1クーデター」を読む~

2015-07-22 18:50:47 | 転載と私見
安倍クーデターを許すな
~『東京新聞論説室から』「7・1クーデター」を読む~

                   櫻井智志

 2015年7月22日の東京新聞は以下の記事を書いた。これは注目すべき卓越した見解である。



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 何かが壊れた-。昨年七月一日に集団的自衛権の行使を認める閣議決定がなされたとき、そう感じた人も多いのではないか。私は当時、ある言論誌に「政治的なクーデターだ」と書いた。歴代内閣が憲法九条のもとではできないと約束してきたのに、「解釈改憲」により、それを破ったのだから…。
 ほぼ一年たって、憲法学者の石川健治東大教授と話をしたとき、それに及んだ。石川教授も「法学的にはクーデターだったと思っています」と語った。

石川教授によれば、国民もしくは大本の規範は動かないまま、政府レベルで法秩序の連続性の破壊が起こった場合を、法学的にはクーデターという。
 「政府が国民なり外国に対して約束したことを破るためには、より上位の規範に則(のっと)った、ふさわしい手続きによるのでなければなりません。国民投票や、それに相当する手続きが必要だったはずです。それを普通の閣議決定で決めてしまいました。法学的には『法の破壊』がなされたといいます。クーデターとは『法の破壊』の一種なのです」
 自分が契約したのだから、自分が勝手に契約を破っていい-。そんな無法が契約社会で通用するはずがない。「合意は拘束する」というルールが破られたのだ。
 何かが壊れたと感じた、あの出来事は「7・1クーデター」と呼んでいいのではないだろうか。 (桐山桂一)


===================================================================

 以上の見解は注目すべき見解である。。「切れ目のない」という言葉を不必要に多用する安倍政権である。「法秩序の連続性の破壊」を行っていた負い目が、「切れ目のない」という言葉の多用と繋がっていた。まさにこのような無法なクーデターを行っていたことに、法学の専門家でないと、のような分析にはなかなか及ばない。

 「7.1クーデター」を起こした安倍自公内閣を打倒することこそ、憲政の常道である。民主国憲法を破壊蹂躙する暴挙に出た安倍政権。国民はクーデターには言論と集会・デモの意思表示によって国民的レジスタンスに出る法的根拠をもつ。

 もうこれ以上、異常な安倍自公政権の連続を見逃したままではいけない。各種マスコミのほとんどすべての支持率は安倍政権を支持しない率が逆転している。安倍「無法」政権が、恫喝総選挙にうってでるなら、二度と安倍晋三が総理に復活することのないよう、国民的な共闘をくんで断固阻止すべきだ。民主主義の王道は安倍晋三の側には、ない。

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なぜ埼玉県知事選に「埼玉/民主県政の会」候補の柴田やすひこさんを応援するか・序論

2015-07-20 21:13:03 | 転載
なぜ埼玉県知事選に「埼玉/民主県政の会」予定候補の柴田やすひこさんを応援するか・序論
~インターネット選挙学入門以前~
                        櫻井智志



関東で他の政党との共闘がなくても、神奈川や東京ではそれぞれの候補が善戦した。群馬では選挙運動のさいちゅうに社民党顧問が協力してくれた。
現段階では現知事上田候補が圧倒的だろう。しかし、自民系列の候補が公明の縁の下の後押しでしだいに伸びてくる。
本来なら、推薦政党が日本共産党以外にも増えるとよいが。必勝の作戦は、市民運動や市民団体との提携やタイアップが必要だ。
日本共産党と日本共産党支援の団体だけでは、都知事選のように、上田圧勝と無党派層の支持が予想される。
強行採決の自民党推薦候補は、よほど公明と提携して企業などをしめつけ、連合にも働き掛けないと当選はしない。
さて、柴田予定候補陣営は、今年行われた全国の知事選の内容と総括を丁寧にたどるとよい。
柴田予定候補はいまの段階では三番手と思う。





しかし、ひとつだけ必勝法がある。
徹底したインターネットと集会とを連動させた選挙に徹することだ。
いまJCPさいたま委員会と「埼玉民主県政の会」とふたつブログがある。もうひとつ必要だ。二つの団体とも、ツイッターと見る人が多いフェィスブックとをもつことが必要だ。さらに小回りのきくブログがあるといい。
演説会や遊説に徹底して動画・写真担当者が柴田予定候補の動静を徹底して県民に提示するとともに、全国の埼玉県民以外の国民に知らせ、全国からの応援と支援とを高めることだ。
インターネットのテクノロジーには日本共産党の専門家に入ってもらってノウハウを教えてもらうとよい。インターネット専門のかたが兼職でもよいから、たえず更新を徹底することだ。メールなどの県民からの投稿は吟味を短めで即時に掲載する。そのことがネットに投稿した県民の親近感を増す。
インターネットだけでは支持は上滑りで広がらない。遊説と小集会を「民主県政の会」で分担して、県内の各地でミニ孫悟空のように何カ所でもおこなう。それをネットでカクサンする。そのもりあがった集会当地に今度は柴田予定候補の街頭演説が相乗効果を高める。





まだ告示もされていないから、これにて終える。
大切なことを書き忘れた。
なぜ柴田さんを応援するかだ。これは徐々に述べることにした。小生のメッセージが柴田やすひこ氏に届いたら書こう。
自治会が崩壊した和光大学で、授業の前進とゼミナール運動を通じて大学のことを考えていた私は、大学生協専務理事の二人の男子学生を見ていた。そのひとりがもしかしたら、柴田やすひこさんそのひとだったのではあるまいか、ということに気付いたからだ。

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岩手県知事選挙に反自公の統一候補を擁立する意義

2015-07-19 18:27:16 | 社会・政治思想・歴史
                  櫻井智志
 9月6日に岩手県知事選が行われる。
現職の現在2期目の達増拓也知事(50)と、4月14日に元復興担当大臣の平野達男参院議員(60)が9月の岩手県知事選への出馬を表明している。いわば゜現在自公候補と小沢一郎氏直系の達増知事とが明確に立候補する。
 それだけではない。平野参院議員が辞職したために、参院に欠員ができ、10月には岩手県参院補選が行われる。

 国会では、衆議院に3分の2を占める自民党・公明党によって、戦争法案が強硬な採決をおこなった。参院で法案が通過されたら、日本の議会制民主主義と憲法法制は瓦解しかねない。
 安倍総理は、衆院強行採決により国民の怒りが、安倍政権の支持率と不支持率が逆転したことに驚いた。たえず国民の動向をキャッチしてはその対応策を講じてきた。内閣支持率に過敏な総理であることは、マスコミ人にはよく知られている。それが東京五輪のメインスタジアムの計画白紙撤回の支持となった。全く別の分野だが、安倍にはそれはわからない。たえず動物的な直感で支持率の動向に対応してきた。それがフジテレビ「笑っていいとも」への出演や日比谷野音の南こうせつが中心となりおこなわれたコンサートに飛び込み、ステージにあがり「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌った。支持率をあげるためなら、数ヶ月前に計画実施と国会で公言した五輪スタジアムのゼロベースの計画見なしと、平気で謝罪もなく責任の所在もなく言える政治家なのだ。二つの選挙に自公候補が勝ったら、安倍暴走は安倍狂気の独走へと変質する。

 国民の支持率低下に脅える安倍総理が、9月の知事選、10月の参院岩手補選に万全の対策を講じないはずがない。国民の側からすれば、この二つの選挙は、憲法解釈改憲を進ませていく安倍自公政権に、「敗北」の結果を突きつける絶好の好機である。

 その際に、昨年の沖縄県知事選での「オール沖縄」の体験や、今年に、森県知事選や群馬県知事選での共社系列の候補が史上最高の得票率を獲得したことは貴重な財産である。これらの体験を踏まえたものならば、具体的な形態は様々なケースが想定されよう。
 ここでは私の試案を提示する。

①岩手県知事選
 オール沖縄や戦争法案国会で、日本共産党と生活の党とは共闘の経緯がある。しっかりとした政策の検討をもとに、小沢一郎氏直系の現職知事候補と共闘する。あくまで達増候補の確認団体を尊重し、場合によってはブリッジ共闘として、達増候補と日本共産党との提携というパターンもあろう。社民党や生活の党、新党改革、新党大地など共闘しうる政党の共闘というケースもあろう。

 小沢一郎氏と志位和夫氏とが岩手県知事選をテーマに胸襟を開き対話することから始まろう。

②東北各県の共闘ルネッサンスの樹立を
 福島県知事選で出馬した「オール福島」の熊坂義裕知事候補、森県知事選で健闘した大竹進候補、最近では北関東の群馬県知事選挙で大竹候補同様に史上最高の得票率を得た萩原貞夫候補。ほかにも東北近辺で賛同する知事候補たちが、東北をひとつのエリアとして、東北再建と復興の民衆の立場で岩手県知事候補を支援する全面的組織的な支援体制を敷くことだ。


③岩手県知事選の構図を踏まえての話となるが-参院岩手補選
 これは国政なので、今は無責任な思いつきは言わない。ただ最低の一点は、自民公明与党の独裁政治に抵抗する野党が中心になる。生活の党候補や日本共産党候補を軸に、知事選の取り組みと結果をふまえた効果的な対応が求められる。

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吉永小百合,倍賞千恵子,大竹しのぶ「NO」、学者反対10,857人、SEALDs3日連続でも参加万超え

2015-07-18 23:26:39 | 転載と私見
吉永小百合,倍賞千恵子,大竹しのぶ「NO」、学者反対10,857人、SEALDs3日連続でも参加万超え


【孫崎享のつぶやき】
2015-07-18 06:526




A事実関係:17日付日刊ゲンダイ報道
小百合さんも戦争法案に「ノー」だ。映画関係者らで作る「映画人九条の会」が16日、安保関連法案に反対するアピールに賛同する映画人が446人に達したと発表した。
 俳優では吉永小百合、倍賞千恵子、野際陽子、大竹しのぶら、監督は是枝裕和、周防正行、西川美和、井筒和幸、山本晋也をはじめ、映画界を支える一線級の人たちが名を連ねている。
 賛同人たちは「すべての戦争に反対」(倍賞千恵子)、「現政権は、政治権力が憲法によって縛られるものである、という原則をそもそも理解していない」(是枝監督)、「民主主義を否定する現政権を許すわけにはいかない」(周防監督)など、痛烈なメッセージを寄せている。
 アピールの呼びかけ人を務めたのは映画監督の高畑勲、降旗康男、大林宣彦、山田洋次ら10人。高畑監督は会見で「自公の議員も(法案に)全面的に賛成していないのに、どんどん進んでしまっている。日本人にはズルズル体質がある。一線を越えてはならない」と話した。




B:評価
1:集団的自衛権等に関しては、「違憲」など様々な声が上がっている。
2:関連法案は枠組みを作ったに過ぎない。
  今後まさに具体的案件ごとに、自衛隊を派遣するかが問われる。
  この中政治的決断においては世論の動向が極めて重要となる。
3:したがって、今後とも関連法案反対の世論を高めていくことが重要となる。
 すでに世論は、安倍不支持が支持を上回っている。
・NHK世論調査、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月より7ポイント下がって41%で、「支持しない」と答えた人は9ポイント上がって43%
・朝日新聞:朝日新聞社が11、12両日に行った全国世論調査(電話)によると、安倍内閣の支持率は39%、不支持率は42%で、支持率と不支持率が逆転。
・日テレNEWS:「NNNが10日〜12日に行った世論調査によると、内閣支持率は39.7%、不支持が41%
・毎日新聞支持率は42%、不支持率は43%(、6日毎日)
4:そうした中で、映画人などは多くのフアンを擁し。世論への影響が高い。
5:さまざまな勢力が結集していく必要がある。これまで生じている反対の動き。
(1)憲法学者の違憲への訴え
 ・憲法判例百選の執筆者198人にアンケート調査を行い、151人の方々から返信
  違憲132名、意見の疑い12名、合憲4名(報道ステーション)
(2)「安全保障関連法案に反対する学者の会」アピール賛同者は、7月17日9:00現在、学者10,857人、市民21,377人。
(3)日本弁護士界、集団的自衛権の行使容認に反対する決議
「2013年5月31日の第64回定期総会における「集団的自衛権の行使容認に反対する決議」において、政府が、従来の確立した集団的自衛権の行使に関する政府解釈を閣議決定あるいは法律の制定によって変更しようとしていることに強く反対を表明」
以降、各地の弁護士会で反対決議
(4)- プレスクラブ(2015年6月15日)]「集団的自衛権を認める安保法制の廃案を要求・2800人の学者、研究者らが賛同を表明」
(5)学生の動き
集団的自衛権でSEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)が動き始めた。
その主催に様々な人々が呼応する形で次の動き
「「国会前で抗議集会”10万人”と参加団体 安全保障関連法案が衆院平和安全法制特別委員会で採決された15日、国会前には”強行採決徹底糾弾”の大合唱がこだま。午前に続き夕方から深夜まで市民らが抗議集会を開き、参加団体の発表で入れ替わりも含め10万人が集った。」(東京新聞)7月15日・7月16日・7月17日と3日連続で国会前で「戦争法案強行採決に反対する国会前緊急抗議行動」を展開。参加者各々万を超える。
(6)女性の動き
・女性弁護士:安保関連法案に反対…140人ズラリ大集合(07月10日)

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私見
 まさに国民的なたちあがりの領域に達してきた。60年安保闘争レベルの国民闘争が開始されている。この闘いをどう発展させるかどうかは、今後の私たちのひとりひとりの民主国家創建の志と関わってくる。

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櫻井智志の政治「猛」言

2015-07-18 18:31:54 | 言論と政治
櫻井智志の政治「猛」言




           

安倍総理は言う。「国民のいのちと幸福を守る」、なにを言うか。この独裁詭弁政治屋。古代ギリシャのソフィストとヒットラーの継承者アベラー。別々の法案10本を一括で百時間というが、法案一本には十時間もかけていない。こんなアベラーから一刻も早く政権を国民の側に奪還すべきだ。





安倍自民党だけなら、戦争法案を可決できなかった。公明党はきわめて狡猾な立ち回りをしている。口の不自由な少女と図書館司書の女性との心あたたまるコマーシャルの最後に「聖教新聞」と入る。「なにをこの二枚舌の詭弁を」とむかついてくる。公明党とその基盤の創価学会は完璧に変質した。

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