68才、かじえいせい(Tabist))の「旅が人生の大切なことを教えてくれた」 

タビスト(Tabist)かじえいせいが自由自在の旅を通じて、人生の楽しみ方を赤裸々に綴る言霊エッセー

第三回口頭弁論

2016年10月19日 | 100の力
夏を思わせる暑さの中、裁判所へと出かけた。

昨日、貸金等請求事件の第3回目の口頭弁論が行われたのだ。


3回目にしてやっと被告が出廷してきた。


     法廷スケッチ(筆者作)

被告が、昨年の12月17日、

ボクに何の連絡もなしに一方的に賃貸借契約書を破棄し、

その後の一切の経営を放棄して以来の

なんと10か月ぶりの再会である。


さあ、これでやっと本人の気持ちが聞ける。

ボクは期待(正直に話す)と不安(うそをつく)が五分五分の気持ちで、

先に法廷に入り彼を持った。

時間ぎりぎりに入ってきた彼は、

終止伏し目がちで、ボクと目を合わせようとしない。


彼は最初、答弁書によりボクの訴え(請求)をすべて拒否していた。

もちろんこれは被告が依頼した弁護士(共産党系)の差し金(不適切なアドバイス)によるものだろうが。


なぜなら彼は、

「強制執行の拒否」と記載していたが、

裁判官から意味を聞かれても、知りませんと答えた。

全くの無知なのだ。



ボクは敢えて争う気はない。

被告が素直に非を認めて、話し合いに応じるなら

和解の用意があることを前回裁判官に伝えていた。


傍聴席には一人、ボクの彼女が見守っている。

彼女は被告とも面識があり、当時のいきさつをよく知る人物の一人である。

ボクは心づよい彼女の視線を受けながら、被告の答弁を注意深く聞いていた。


被告は、当初全面的に否認し争う姿勢を見せていた。




だが、昨日は一転、ほぼ全面的にボクの主張を認める供述をした。

(不都合なところは「覚えていない」と、とぼけていたが)


裁判官は言う。

「被告は原告に対し支払い義務があると思われます」

もちろん、判決ではないので言葉を選んで濁した表現であったが、

それは限りなく判決に近い言葉であり、

強い説得力を暗に含んでいた。


そして、被告の支払い能力について具体的に問いただした。

月にどれくらい原告に返済できますか、という裁判官の問いに、

被告は、年間払いにしてほしいという。

どうやら、毎月決まった額の収入を得ていないらしい。


もちろん彼は、当初弁護士に相談していたが、

高額な弁護士料を払ってまで裁判に臨む余裕はないだろう。

無駄な出費を余儀なくされるだけなのだから。


一人で福岡からやってきた彼の寂しそうな横顔が印象的だった。

自業自得とはいえ、少し気の毒な気もした。


長引けば長引くほど、さらに時間と出費を余儀なくされる。

早期決着はボクも望むところだ。

早くスッキリさせたい。

こうした後ろ向きな無駄な作業は御免蒙りたいというのが正直な気持ちなのだから。




裁判官は被告に言った。

「次回までに、毎月いくら払えるのかを決めてきてください」

被告はためらいがちに軽く頷いた。


次の裁判では、和解のための被告の支払条件が課題になるだろう。


ちなみに、次回は12月15日である。

午後2時から、熊本地方裁判所で開廷される。

お時間のある方は、ぜひ傍聴に来ていただきたい。


基本的に、誰に対しても許すという気持ちをボクは持っている。

ましてや彼に個人的に憎しみや恨みなど一切持っていない。

むしろ、感謝の気持ちがある。

なぜなら、

曲がりなりにも彼のおかげで、

ボクは福岡にベトナムカフェを開くことができた。

そして、貴重な体験とともに、

いろいろな人たちと知り合うことができた。

その中には今でも親しくお付き合させていただいている方々もいる。

これはお金に代えがたい経験である。


だからこそ、

ボクは彼に譲歩する気持ちをもっている。

一歩も譲る気がないなどという気はさらさらない。

ましてや、彼の生活を踏みにじってやろうなどという復讐心などは全く持ち合わせていない。

むしろ、早く立ち直って真っ当な生活を営み幸せになってもらいたいという気持ちでいっぱいだ。


ただ、最低限の実害は償ってもらわなければならない。

対岸の火事ならまだしも、

降りかかった火の粉は払わなければならない。

それ以上は何も求めない。



【今日の格言】

「無知とは、ただそれだけで罪である」 by Asay
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