ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「錆びた太陽」

2017-06-09 21:41:46 | 

 

「錆びた太陽」   恩田陸    朝日新聞出版      2017.3.30

 

テーマは重いけど、軽い調子が面白くて

一気読み♪

 

原発事故で汚染された地域を巡回する

ロボットたち。

ある日、彼らのもとに国税庁を名乗る

謎の女性がやってきた。

 

21世紀に入り、災害や施設の老朽化から

数回の原発事故が起きていたが、

産業を優先した政府は、

代替エネルギーを模索しつつも、

綱渡りのように原発の稼働を続けていた。

そして21世紀半ばを迎えようというところで

環境保護団体による「最後の事故」が起きて

日本国土の二割に迫る面積が

立入制限区域になって、

死んだはずの人間を見たという声が

ぽつぽつと聞かれるようになった。


ゾンビ?になった博士は言う。

「どうも日本の政府や政治家には、今あるものでやりくりしようという頭がないようだ。子供が独立して家を出ていったら、小さい家に住み替えるとか、家計の規模を縮小しようと考えるのが普通だが、とにかく彼らは長いスパンで人生計画を考えない。彼らは上昇とか成長とかいう呪縛から逃れられない。とにかく、今目の前にカネが欲しい。なんのためにカネが必要なのか、決して考えない」


ロボットたちの名称はウルトラエイト。

ウルトラセブンにしようとしたら

他にカブルからダメだったとか、

要りもしない目覚ましで起きるとか、

ラジオ体操がルーティーンとか、

車の発進時に「いい日旅立ち」が流れるとか、

ネズミの名前がアルジャーノンとか、

突っ込みどころ満載で楽しめるけど……

 

こんな世界は架空であって欲しい。

制御しきれないし、廃棄に莫大な費用がかかる

原発はいらない。

 

生活が多少不便になっても

いいじゃないか!

 

 

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