カマキリは、その年の積雪量を予測して、
卵を積雪の位置より上に産み付けると
聞いた。
その話を聞いた少し後に観たニュースでも、
県内二ヵ所の卵の映像を映して、
同じようなことを言っていた。
それによると、
当地では1m近くの位置にあり、
県北の、もっと雪が多い地点で
地上10cmのところにある、と。
えっ、そんなことってあるの?
というわけで、調べてみた。
結論として、
カマキリの卵の位置と、積雪量は
関係ないらしい。
かつて、酒井さんという方が出した
「カマキリと雪予想」という本によって、
ある意味、定説化したとのこと。
ところがその後、他の科学者たちの研究の結果、
その本の内容が誤りであるとわかった、と。
カマキリの卵は、
雪にも水にも強いということだ。
調べてみなければ、
私もやすやすと信じていた。
自然の神秘ということで、話としては面白いが、
放映するときはせめて、
科学的には検証されてないことも併せて
伝えてほしいものだ。