ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

老衰……

2016-09-30 23:39:37 | 老い・病気・社会保障

 

 

夜中とも明け方ともつかない時間に、

電話があった。

 

具合が悪くなった父を、病院に連れて行ってもいいかと。

もちろん承諾して、救急車の手配を願う。

 

一気に眠気が醒めて、私も暗い道を走った。  


電話の口調に切羽詰まった感じはなかったが、

何しろ90歳。

僅かな不調が生死の分かれ目となる。

 

父は、この1、2月で

加速度という言葉で足りないくらい

急激に衰えている。


脚腰が弱って歩けなくなり、

座っていることも難しくなり、

手の力がなくなってスプーンすら持てなくなり、

歯茎が痩せて入れ歯が合わなくなると、

ペースト状の食事になった。

 

ほぼ寝たきりになってからは表情も乏しく、

目が開いてても、

宙を眺めている感じのことが多い。

滅多に声を発しないけど、

声をかけると時には頷くし、

稀には短い言葉も出る。

 

まさに老衰を絵に描いたような……。

本当に、あっという間の変わりよう……。

父の中では、

ゆっくりと時が流れているのだろうと思う。

 

そんな現状の中、マメに施設に通い、

何かあったとしても、想定内。

心の準備はできているつもりだ。

 

肺炎だった。

 

高齢者の肺炎は、死に直結することも多い中、

幸い、回復に向かっている。

 

退院後の居場所の目処もついた……

ちょっとだけ一段落。

 

 


 

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