PADDLING

明日へとパドリング

親友におくる詩

2006-02-24 20:54:18 | Weblog
海が広がっていた

どこまでも

果てしなく続く海

あたりは真っ暗闇で

何も見えない。

わかるのは

目の前に海があって

波の打ち寄せる音が聞こえるということ

そこに足を踏み入れたら

戻れなくなるということ。



俺は

海に足を踏み入れた




気づいたら見覚えのない部屋の中。


そうか

昨日俺は九州に来たんだった。

学校にいたら急に呼び出されて

気づいたら飛行機に乗ってて・・・。



今日は

じいちゃんの告別式

いままでたった2回しかあったことない。

顔すら覚えていない。

とりあえず

高校のブレザーに袖を通して

いそいで式へと向かった。

たくさんの人がいた。

何やってたのかよく覚えていない。

ただ



父さんが泣いてた。

泣いてる父さんは初めて見た。


そのあとじいちゃんを見たんだ。

真っ白だった。

ひげもなくて人形みたいだった。



とつぜん

目頭が熱くなってた

熱いものがこぼれた

殆ど初めて見たに近いのに

俺は泣いてた。






そのとき

気づいた





人の死に

でかいも小さいもない。

そして

死んでいい人なんて誰もいない。

人と人って

どこかでつながってるんだ

って初めて悟った。







こんなこと書いて不謹慎って思われるかもな。

何書いてるんだよ、ふざけんな

って思われるかもしれない。



でも

人の死を乗り越えて

人は人として生きていけるんだと思う。

生きるって死ぬことだから。

死ぬことは生きることだから。




言いたいことがうまく伝わらない


でもこれを贈ります。。。

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