DramaticNavi21〜本音で語る映画とドラマの核心

アメーバ「CinemaNavi21」に続く第2ブログとして切れ味勝負のワンテーマ記事を掲載、現在は時々掲載ブログです。

「レ・ミゼラブル」 <夢やぶれて>は感涙の呼び水に過ぎない!ラスト30分は鼻水も出るクライ!マックス!

2013-01-04 | 新作映画情報
今日、予定どおり「レ・ミゼラブル」を観ました。
予想以上に涙を流し、鼻水まで出てしまいました。
近年、チョッと経験したことがない映画鑑賞となりました。

予想外だったのは、アン・ハサウェイが念願のキャスティングを得たファンテーヌが、娼婦に身を落とす前半のシーンで歌う「夢やぶれれて」の場面は、決して映画雑誌などで言われているように感動のマックスではなく、ウルウルの幕開けに過ぎないことでした。

後半、若者たちを中心とする革命の企てが失敗に終わるシーンからこそが、怒涛の感涙シーンの連打です。
登場人物による独唱、二重唱、三重唱に感極まり、ドラマは「エビローグ」の歌声で名実ともに"クライ"マックス(climax=cry max)を迎えるのです。

トニー賞を受賞したヒュー・ジャックマンの歌唱は、堂々としていて最後まで堪能できましたが、後半まで憎しみの対象でしかなかったジャベール警部にも、最期のシーンでラッセル・クロウの演技と歌声に感情移入して、涙を流すことになったのは全くの予想外でした。

理屈っぽく分析・整理して語るべき映画ではないので、記事化が難しいのですが、「映画の小道具」として次のような幾つかのキーアイテムを紹介したいと思います。

 )粗、仮釈放を受ける直前に、囚人たちの一員として水浸しになってロープで船を牽引する重労働を終えたヒュー・ジャックマンが演じたジャンパル・ジャンに対して、その時は刑務所の監督官であったジャベールが持ち上げるように命令する重いマスト(帆柱)
 ▲献礇鵝Ε丱襯献礇鵑獄中にいる間だけでなく、出獄してからもジャベールから呼ばれ続ける囚人番号24601
 2昭疂されたジャン・バルジャンが受け取った通行証ともなる身分証明書代わりの釈放書と、それを見せると働くこともできない彼を救った司祭から貰った銀の燭台
 ぅ灰璽奪箸飽賁楾れするマリウスが名家の出自であることを示す金の指輪
 ゥ泪螢Ε垢冒曚い魎鵑擦襯┘椒法璽未、女性として愛に生きる夢を捨て、市民革命運動家として死ぬ決意を示す男物の帽子
 市民革命のシンボルとなる赤色の旗
などです。

主な舞台は19世紀のパリですが、本ブログの読者は、ノートルダム寺院が姿を見せたシーンに気づきましたよね?

そんな小道具やパリのランドマークに注意を向けなくても、幾重にも絡む登場人物たちの様々な愛の形や愛する人への想いの結びつきに必ず涙する筈です。
「ミュージカル映画には感情移入できない」とか、「ダンスのないミュージカル映画なんて面白くない」と主張する映画評論家などは、馬鹿と言う以前に不幸な人だと憐れむしかありません。

愛の形の切なさで私が一押しのキャラは、コゼットとは深い因縁のあるエポニーヌであり、唯一人、舞台版でも同じ役を演じたサマンサ・バークスの歌唱力はさすがです。

ファンテーヌの娘・コゼット役のアマンダ・セイフライドの歌声も愛らしい。
もちろんアン・ハサウェイは、予告編やテレビ・スポットで流された「夢やぶれて」だけでなく、ラストで再登場し、「エピローグ」の歌唱に加わる場面が素晴らしい

マリウスに扮したエディ・レッドメインは、「マリリン 7日間の恋」でのイメージからは予想できない歌声も聞かせてくれましたが、イギリスの俳優だけでなく、ハリウッドのスターたちの歌唱力にも脱帽です。
ハリウッドに比べると、圧倒的に歌手出身のタレント・俳優が多い日本で、なぜミュージカル映画を作らないのか不思議でならない。

芸能プロダクションの記念事業として、お抱えのタレント総動員で詰まらないシナリオの映画を作るくらいなら、良質のミュージカル映画の製作に挑戦する気概を持って欲しいものです。
日本にはミュージカル映画ファンが少ないというのは、俗説に過ぎないと私は思う。

一方、子役では、コゼットの少女時代に扮したイザベラ・アレンちゃんよりも、革命を進めようとする若者たちのマスコット・ボーイ、ガヴローシュに扮したダニエル・ハトルストーン君の健闘ぶりに注目したい。

短くても、何か書かないと本来の記事の作成に入ることができないので、前振りとして、とりあえずの感想を羅列しました。
女性同士での鑑賞作品として最適であるのはもちろん、年齢層を問わずカップルで楽しむデート・ムービーとして超お勧めです。
この映画に泣けないような女性を、私は絶対に好きになることできません。
仕事場などで不愉快な想いが溜まっている読者は、この映画で涙を流し、心の汚れを洗い流してください。

下の画像は、本作のチラシです。

[追記]
第3ブログにアン・ハサウェイ物語と言うべき<「映画で好きになった女優」第1回=アン・ハサウェイ〜プリンセスは母譲りのミュージカル・クィーンになった・前編>を掲載していますので、併せてお読み戴ければ幸いです。→リンクは、こちら
「レ・ミゼラブル」の鑑賞を踏まえて、近々、後編も作成する予定です。


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映画・DVD
キーワード
ミュージカル映画 ハサウェイ レ・ミゼラブル ジャベール 夢やぶれて ヒュー・ジャックマン ハリウッド 芸能プロダクション イギリスの俳優 エディ・レッドメイン
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