伊澤屋

軍事・歴史系同人誌サークル「伊澤屋」の広報ブログ。

『視覚探偵 日暮旅人』 最終回 及び全話所感

2017年03月20日 19時55分27秒 | Weblog
(※以下、ネタ暴露注意!!)


最終回の第9話、及び全話通しでの所感である。


臭いが、良い芝居だ! という表現は正確ではないな。と。
痛みや血の匂いが伝わって来ても臭味が無く作り手の正直さが解る、透き通った味があるのだ。
雪路父とリッチーへの復讐心が旅人の健常者と同じ数少ない部位である口つまり声でガンガン来る。

最終的に「殺す」という誰もが当然だろうと思う目的を果たさずに終わったのは脚本としてどうだったか。
最善ではない。とするのは勝手な評価のようになるが自然な流れだけが良いお話ではないだろう。

不満点として以下


・物語の中で雪路の比重が大きく、 『義兄弟探偵 タビトとユキジ』 の題名の方が良かった。 
・旅人が重度の身障者という設定に反し必要な悲壮感までが省略され雰囲気的に明るさが過剰である。
・保育園の天然園長、雪路父、ともこ先生といった一部登場人物の出番が不自然に少な過ぎる。


等が挙げられるが全てに渡り理想的に丁度良くは出来ない以上あまり指摘過ぎるのも野暮であろうと。
雪路父の最終回での、動き的には抑制されながらも鬼気迫る芝居は観た価値があった。

全編に渡り、旅人が健聴者だった頃の記憶で唯一憶えているださい(失礼!)保育園の園歌が良い。
物語の鍵であり、これにより旅人はリッチーに銃口を向けたベレッタM92Fの引鉄を結果引けなかった。
でも、それで良かったんだよな。とTVの前の視聴者に感じさせてくれる力のある響きの歌だった。


この後どうなったのだろうと希望を繋いでくれる良いお話だった。
平凡ではあるが人と人との絆に乾杯である。

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