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香港功夫映画と共に

熱風!韓国LEGENDS(99)梁家仁&周潤發主演「巡城馬」韓国バージョン「密命馬上客」登場!

2017-03-15 20:13:52 | 熱風!韓国LEGENDS
さあ、またまた記念すべき第100回が目前となっている「熱風!韓国LEGENDS」第99回は、于仁泰監督、袁和平武術指導、そして梁家仁&周潤發主演「巡城馬」(82)の韓国バージョンで、申渭均監督作品「密命馬上客」(81)でいきたいと思います。 
この韓国ロケ作品「密命馬上客」の韓国製オリジナルVHSも、今では激レアVHSになっているんですが、私は幸運にも同じ韓国クンフー映画コレクターであるSさんのご厚意で観る事が出来ました。
Sさん、本当にカムサハムニダです(^_^)。

まず韓国バージョンはオープニングに大きく「密命馬上客」と赤文字の韓国題名クレジットが入り、続いて香港バージョンとは異なるキャスト・クレジットが赤の漢字で延々と映し出され、最後に韓国バージョンの監督である申渭均の名前のみがこれまた大きく表記されます。
映画は全編韓国語吹き替えで、私が入手した映像はオリジナルVHS落としのようで、画質もかなり良好でした。
民国初年に北洋軍閥がまだ皇帝を名乗る前の袁世凱を擁護していた時代。北方の山岳地帯はそこを縄張りとする焦龍率いる凶悪な山賊を中心に争いが絶えませんでした。
袁世凱は腹心の胡兆光(高雄)を現地に派遣し、焦龍にある“貢物”を贈る事で焦龍を買収しようと、焦龍の待つアジトに“貢物”を持たせた4人の男を送り込むのでした。
それが遠方の山岳地帯に郵便物を運ぶ巡城馬(梁家仁)、流れ者の傅俊(周潤發) 爆弾専門屋の卜方(樊梅生)、コソ泥の姚傑(袁日初)の4人で、この4人に美しい村娘(鍾楚紅)と道中で加わった謎の女性李(韓国女優の菊貞淑)が加わり、彼らは焦龍の誕生日までに“貢物”を届けるべく旅に出るのでした。
私が本作で注目していたのが武打星として本職である梁家仁や袁日初はともかく、武打星ではない周潤發が果たしてどのようなクンフーアクションを披露するかだったのですが、これが發仔は意外(?)なほど見事なクンフーファイトを見せていて、そのバックエルボーなどを相手に叩き込む際の表情はまるでリーさんこと李小龍を意識したかのような勇ましさでしたね。
考えてみれば發仔はリーさんの香港の自宅の隣に家を購入しているぐらいですから、もしかしたら發仔は実はかなりのリーさん信者なのかも知れませんね(^_^)。
で、この發仔演じる傅俊の命を狙って姿を見せる2人組の殺し屋に扮しているのが権一秀と林子虎の韓国人武打星で、傅俊が長身の権一秀と小柄(でもないんですが、場面によってはより小柄なダブルを起用しているようです)な林子虎の変則ツープラトン攻撃に苦戦しながらも、最後は得意の仕込み暗器で2人の殺し屋コンビを倒すクンフーファイトは中々見応えありました。
いや~慣れないクンフーアクションに必死に挑戦する發仔に私は好感を持ちましたねー!
そして映画の終盤に姿を見せる山賊の首領焦龍(何と韓国スーパーキッカーの張一龍!髭面メイクのせいか誰も張一龍だと気がつかなかったようです)が巡城馬たちから受け取った“貢物”の中身こそ恐るべきガトリング機関銃だった!!
そこに実は巡城馬を利用し冷酷に切り捨てんと暗躍する胡兆光が姿を見せ、自らの正体が東京から来た忍者(って、はあぁ???)だと明かすと、姚傑と妹たちをガトリングガンで射殺し、傅俊も激闘の果てに惨殺!さらに卜方も雄々しく闘った果てに憤死します。
そしてたった1人だけ生き残り仲間の復讐に燃える巡城馬と“東京忍者”胡兆光の森林の中での決着の時が来た!!
ここからの巡城馬vs胡兆光の死闘は国内でも「ポストマン・ファイツ・バック」の邦題でDVDリリースされた香港バージョンと同じ展開ですので是非チェックしてみて下さい。
ちなみに韓国バージョンでは、エンディングで主要キャストのスチールに物悲しい旋律が被さるBGM処理が施されていました。

最後にこの「密命馬上客」を初め、80年代前後に香港の嘉禾影業と韓国の間で何本もの合同作品が実現した背景に簡単に触れたいと思います。
実は嘉禾の鄒文懐と韓国映画界のドンとして知られた李于錫の2人は親友の間柄で、嘉禾と韓国の合作映画実現には2人の固い信頼関係がありました。
それが証拠にソウルの李于錫のオフィスには、鄒文懐と李于錫が一緒にゴルフを楽しむ巨大な絵が飾ってあったそうです。
王虎と黄正利の出世作となった「黒龍江」(76)を制作するなど韓国映画に様々な足跡を残した李于錫ですが、実はこの李于錫こそ78版「死亡遊戯」でビリー・ローを演じた金泰靖(即:唐龍)を発掘した人物である事もここに明記しておきたいと思います。
という言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!
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