Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

新機材(笑)チェック

2009年02月20日 | その他
シーズンインに備えての機材調整はこの時期ならではの
イベントである。
昨秋に、限定用途でなんちゃって超望遠をそろえたが、
某秘密兵器?のおかげで、ピント合わせも楽になった
(ような気がする)。



ここ二三日時間がとれたので、近所をふらつく不審者と化し、
テスト撮影を行っているのであった。

そして、先日の記事では、安価なズーム300をそろえたいと
本人は抜かしていたが、その後、再考して、フロントコンバータ
を入手することにした。
目をつけていたのは、二倍強の某メーカーのものだったが、どうも
結像に難ありとみて、1,7倍の別メーカーのものをC万ちょいで
手に入れた。
なぜ、無駄な買い物とも思えるフロントコンバータを入手したのか?
それはフィールドにおけるチャンス優先の為である。
すなわち、レンズ交換の時間を省く目的なのだ。
詳しい説明は省くが、購入したテレコンは、そのままでは200ミリには
つかないので、5年ぶりに京都の青木カメラ店にステップダウンリングを
注文した。リングはメール便発送なので、到着が若干遅いため、到着を
待っていたが、本日の午後、それも無事到着した(配達人がポストに入れる
のを偶然見たが、その配達人がその場で電話とか始めてしまったので、すぐに
ポストに取りに行けずちょっといらいらした・・・笑)ので、早速、200ミリに
ねじ込んで近場をふらつくことにした!
コンバータをつけて思ったこと・・・2倍強の奴にしなくてよかった~しみじみ。
二倍強の奴に比べて2/3程度の大きさ重さだが、それでも結構ずしんとくるのだ。




今回の画像はすべてチェック用画像と言うことで、当然ノンレタッチである。
(レタッチは多少なりとも自分にとってある意味当たり前の作業なので・・・笑)
とりあえず、写した順番は違うが、近所の野良猫の子供。
さすがにピントは浅いが、なんちゃって超望遠ほどピント合わせは難しくない。



テレコン付きの最短でのショット。フロントテレコンの場合、撮影距離が本来のそれに対し、
撮影倍率の2乗分長くなるようだ。それなりに最短でもワーキングディスタンスはとれるが、
寄れないので当倍以上の撮影は出来ない。ただ、本体のレンズがマクロなので、1メートル以内
には寄れるのだ。



これは上記のピクセル等倍切り出し。さすがに収差がすごいことになっている。
ただ、テレコンの使用目的は、マクロ撮影ではないので、この辺は目をつぶれる。


ちなみに、同一撮影距離で、200ミリマクロに対してどのくらい大きく写るかは
こんな感じだ。


上が200ミリ単体。下がテレコン付き。共に、1.5メートルからの撮影。(ただし、テレコン付きは撮影距離
メモリは異なる)

そして、肝心の望遠撮影解像感のチェック。(以下ピクセル等倍切り出し画像ノーレタッチ)



上がテレコン付き。背景にフリンジが出てしまうのは仕方がないことと割り切っているが、
鵯の目の透明感がよく表れている。
下は、なんちゃって超望遠500ミリだが、まあコントラストの低さを我慢すれば、どうにか
このくらいは撮れる。


これは、テレコン付き200でシャドウ部分を狙ったもの。
レタッチをうまくすればどうにかなるくらいの解像感は出ている。

いずれにしても、これらのシステムは、当然ながら通常撮影に使うことはなく、
イマージェンシー用なので、この程度撮れればばっちりと言える。

追記;ただ一つ、心配なこともある。フロントテレコンは理論上つけてもF値が下がらないということ
だが、それはサイズの適合した組み合わせで使った場合の話であり、200ミリの前玉より口径の狭い
ものをつけるので、この組み合わせでは相当暗くなってしまう。
日中光で1/1000で写せそうな被写体でも、1/250程度になってしまうようだ。ちなみに、リアコンと
比べてみると、リアコンの方がフロントテレコンより明るかった!(汗)
しかし、リアコンとフロントコンバータを両方使ってもファインダーで見る限り、画質の劣化は
あまり感じられず。限定目的で両方使って200ミリを500ミリとして使う手もある。なんちゃってと
どちらがよい描写をするか?が焦点となりそう。。。

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