民主党オフィシャルインターンブログ@地方分権・教育班

民主党オフィシャルインターン(地方分権・教育班12名)がみた国会実況中継です!!

本当に価値のあるお金とは・・・

2006年03月22日 | R.K.
 事務所での研修も、残すところあと1日となった。キーを叩く一打ちごとに寂しさが募るが、その気持ちをおしのけて、今日の報告を・・・。

 公共政策プラットフォームの会議では、「格差社会」についてのレクチャーを受けた。格差が生まれるプロセスなどは興味深く、熱心に聴いたが、私の頭の中のクエスチョンは消えない。

私が一番知りたいのは、どうすれば、日本は、国内・世界の貧しい人、苦しんでいる人が人間らしい生活を送るためのサポートができるのか、ということだ。私は、経済の話はさっぱりわからないが、格差社会の問題については大学でも学び、今の社会はおかしい!と、危機感を抱いている。日本国内で格差が広がっていることはもちろん、グローバルな視点で見ると、世界も格差で二分されていて、まるで入れ子細工のようだ。その入れ子細工の中にある日本ができること・・・それを知りたい。

この世に、裕福な人・貧しい人がいるのは、今に始まったことではない。自分よりも苦しんでいる人のために何かすることが、全ての人の課題ではないだろうか。そのために使うお金こそ、どんな宝石や贅沢よりも価値がある。格差社会でエリートの位置にいる人たちには、ぜひ、世の中に普遍の価値があることを心に留めて、ビジネスをしてほしい。そうすれば、格差は自然になくなっていくのではないだろうか。

国と個人は密接につながっている。そのため、一人一人がモラルを持たずに、国が何とかするのを待つだけではナンセンスである。しかし、苦しんでいる人を救うために、国が具体的に何をするべきか、今、はっきりわからない。私はそれを知りたい。

とはいえ、このレクチャーは、私がインターンをする目的を再確認させてくれた。私は大学で、グローバルな視点で物事を見ることを学び、自分は、不自由なく生活できる人間として、何ができるかを知りたかった。インターン先に、政治の世界を選んだのも、そのためだ。国を動かす政治を、この目で見て、国で起こっていることの理解を深めることはもちろん、私の未来についても考えてみたかったのだ。嬉しいことに、このインターンを機会に、社会と自分をつなぐ何かが、見えてきた。

拙い意見を述べさせていただいたが、私の中に、もっと知りたい!という意欲が芽生たことが、このインターンでの何よりの収穫である。その喜びは、寂しさに勝る。