うさぎの眼②

 先進国は北半球に多く、後進国は南半球に多い。北半球が豊かなのは南半球から資源を安く獲得し手を加え付加価値をつけて売りさばき利益を上げているからに他ならない。 市場が西から東へ移動しているのは加工の費用が安いからであって、やがてより安い南へと移動するはず。

  その先は無いから求める資源は自然を基に自ら生み出すより他無い。

  市場の移動や資源の内容的な変化の先取りなくしては競争原理の如何を問わず 経済は行き詰まる。

  日本の経済対策や景気対策が効を奏さないのは原則を無視しているから当然と言える。

  TPP論議で、経済的競争力を持った農業生産が説かれるが、食糧生産は生物が生きるための食料の確保であって競争の対象になる商品を生み出すこととは異なる。

  戦後、都会の人が反物や家財装飾品を持って買出しに農家へ走った記憶が消えたわけではあるまい。

 経済の意味と市場の移動を無視した動きは経済的な遠回りで、自らの首を絞めることになりはしないか。

原理原則に立ち返るしかない。

 

  

 

 

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