京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

西山寮詩会作品 16年10月

2016-10-19 08:41:36 | 日記
西山寮詩会作品            2016年10月

ノーベル賞天然トーク秋うらら    金澤 ひろあき

手の平に空(うつ)蝉(せみ)見とれる子汗ふきつつ  奥田 一枝
風りんの音(ね)色(いろ)にまかせし夕の縁
朝顔の花しぼりて絵を描く二年生
百日紅(さるすべり)今だに咲かせる長月かな

月明かり秋の夜長に虫鳴きて     野原 加代子
誇らしげふよう花咲き乱れ散り

ききょう いちよう すすき きんもくせい はぎ 秋の草花美しきかな 清水 義治

少しづつ雨戸をひくのがはやくなる  井上 昭子
萩桔梗すすきがのびてさわやかな

稲の穂の出(い)でし山里夕明かり   宮崎 清枝
嵐電に妖怪とのる夏の旅
到来のラフランスに円座して
山の日や伊吹山麓父母住みて

枝先に力集める百日紅        畑 ヨシ枝
凌霄花(のうぜんかずら)剪(き)るに剪ても花咲かす
浅漬の茄子冴え冴えと朝の食
烏瓜ひと夜大事に咲きにけり
おはぐろや庭の木陰をすいすいと
黄の蝶が時どき飛べり夏の昼
風鈴の音のひびける夕まぐれ

長袖をまくし上げたる衣更へ     高田 みさお
萩ゆるるやさしき風を右左
曲がりたる胡(きゆ)瓜(うり)も数に収穫す
父(ふ)祖(そ)の世の風鈴ならす深庇

 つもりちがい十ケ条        能勢忠三
高いつもりで 低いのが教養
低いつもりで 高いのが気位
深いつもりで 浅いのが知識
浅いつもりで 深いのが欲望
厚いつもりで 薄いのが人情
薄いつもりで 厚いのが面皮
強いつもりで 弱いのが根性
弱いつもりで 強いのが自我
多いつもりで 少ないのが分別
少ないつもりで 多いのが無駄

 恩師より受く           能勢 忠三
親孝行したい時には
 親はなし
何時までもあると思うな
 親と金
奥歯にはさまるカチ割り氷
 時すでに遅し
よなかの屁でおそくさい
ジャンル:
文化
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