京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
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石山寺のご開帳

2016-10-17 08:20:38 | 日記
石山寺のご開帳
     金澤 ひろあき
 八月は初旬なのに、朝から涼しかったのです。青紫色の朝顔を見ながら、石山へ。
 石山へは地元のある人にお誘いの声かけをしようとしたのですが、その人がスネてしまい、連絡も取れずじまい。人の世は難しいですな。
  朝顔はきみのおつむのように巻く    ひろあき
 石山寺のご本尊・如意輪観音が三十三年ぶりのご開帳なのです。この機会を逃したら、次は三十三年後ですから、私は九十歳。生きているのかしらん。
  次回にはこの世に居らんご開帳     ひろあき
 気候が良ければJR石山駅から瀬田川ぞいを歩くのですが、朝十時を過ぎる頃になると猛暑。無理をせずに京阪電車で行くことにします。
 石山寺はその名の通り、大きな石の山。石というより岩かな。古代の巨石信仰の聖地に仏教が入ってきたのでしょうか。
 開祖良弁僧正が、石の上に観音様を安置したことから始まるそうです。ヨーロッパのキリスト教の聖地も、同じような感じのところがあるそうです。本堂の如意輪観音も大きな石の上に座っていらっしゃいます。
 空海の密教渡来以前のお姿なので、手は二本。左手は膝の上。右手には蓮の花を持っていらっしゃいます。
 観音の向かって右側には執金剛神。左側には蔵王権現が控えています。この二体も石の山。
 スネている人のご機嫌直しと皆さんの健康と平和を祈っておりますと、BGMのようにお経の声が響いて来ました。『般若心経』『観音経』、真言、ご詠歌とフルコースです。熱心な信者の方があげているようで、すべて暗記されています。すごいな!
 ご本尊は聖武天皇の時に造られたのですが、平安時代の十一世紀に一回火災に遭い、今の観音は二代目です。最初の観音像の燃え残りや、胎内仏といって、本尊のお腹の中に納入していた小さな仏像が四体。これらも展示されています。飛鳥時代の如来や白鳳・天平の頃の観音像です。どれも二十センチぐらい。もしかしたら、聖武天皇の持仏だったかもしれないそうです。素朴な顔立ちのかわいらしい像です。
 拝観後に暑い境内へ。鐘が鳴り響いています。この鐘も平安時代のものとか。
 そして多宝塔が美しいシルエット。大好きな光景の一つです。
  秘仏見てひりひり日焼けおみやげに   ひろあき
  日焼けする火宅の中の凡夫かな
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