どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、作品と片渕さんに対して思うこと。

2017年03月12日 18時15分00秒 | 話題
昨日の夕刊はスゴイ事になってましたね!!カラー4面でドド〜ンですよ!!

この広告記事用にあらためてセッティングして撮り直した写真だそうな(^_^)

片渕さん、のんさん・コトリンゴさんに挟まれ、まさに両手に花状態でキラキラ輝いております(*^m^*)

それにしてもこれだけの授賞...並べてみると凄く壮観です。


授賞式やメディアでのインタビューで、片渕さんに投げかける愚かしい質問があります。

「こんなにヒットすると思いましたか?」というものです。

また言ってら!と毎度不愉快になるんですが、そんなの当たり前でしょ?

映画監督がどんな思いで、企画をたて、取材やロケハンし、脚本や絵コンテを作り上げてきたかわからないのかね。

只管に作品を信じ、売れる、絶対にヒットさせると思うからやってるんですよ。

監督は最後の最後まで作品の見方であらねばならないのです。バカだと思われてもね。

片渕さんの日本アカデミー賞授賞での「諦めなくて良かった」という言葉が全てを物語っているんです。

プロデューサーの真木さんも言うように、この作品にはヒットの法則に当てはまる要素がなく、企画実現には茨の道しかなかった。

クラウドファンディングという方法も、彼にとってはどこか他力本願的で本当は取りたくなかったというのが本音だと思います。

でも、そんな手法にすがってでも企画を実現したかった...もうこれは執念、監督生命を賭けた一番勝負だったと。

一ファンでしかない私としても応援できて良かったと思うし、出来上がった作品は期待の遙か上を行く仕上がりだった。

こりゃもうヒットすると思うかどころじゃなく、させなきゃイケないんですよ!絶対に「実力派監督による幻の名作」なんてレッテルは貼らせたくなかったからね(^_^;

でもファンにはリスクはない...それを背負ってここまで愚直ともいえるほど邁進し、努力を積み重ねた片渕さんには感謝の言葉しかないです。


今日の朝刊コラム「折々のことば」には、すずさんの姑・サンさんのセリフが取り上げられてました。

原作漫画と映画版ではシチュエーションが微妙に異なりますが、作品世界の過去・現在・未来を端的に表し、土台とも言える非常に重い言葉です。

いや〜今回ほど朝日新聞購読しておいて良かったと思ったことはないですわ(*^o^*)




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