先日、友達ととある定食屋さんでご飯を食べていました。
私たちのあとから来たお客さんが、「喫煙席は?」と店員さんに尋ねたところ
「当店は全席禁煙になっております」とのこと。
それを聞いた客の、落胆と怒りの混じる、複雑な表情・・・
最近、喫煙者の方にとっては、居心地の悪い環境が整いつつありますね。
ほとんどの人が一度は耳にしたことがあるであろう「嫌煙権」。
これは「喫煙しない者が公共の場所などでタバコの害を受けない」権利です。
小さい頃、父親の吸うタバコの煙がイヤでイヤでしょうがありませんでした。
でも、酒も飲まない、ギャンブルもしない、ストレス発散の手段であるタバコくらいは自由に吸わせろ、と主張する頑固な父。
まぁ、私が言ったところで、やめるような人ではないのですが・・・
そんな嫌煙感は幼い頃から定着し、私は生まれてこの方、一度もタバコを口にしたことはありません。
(同じように、弟もタバコを毛嫌いし、喫煙はしてないようです。)
しかし、大学に入学してからというもの、周りの友達もどんどんタバコを吸うようになり、
「煙がイヤだ」なんて言ってられる状況ではなく・・・というか、慣れ、ですかね。
次第に煙が気にならないようになってきました。
最近は女性の喫煙率も高いですよね。
でも、女性のほうがニコチン依存率が低いようで、やめようと思えばそれほど苦なくやめれるようですね。
現に、女友達の場合、継続して吸う人よりも、吸ったりやめたり、という人が多い気がします。
社会人になってから思うのは、中年層の禁煙率が高いなぁ(増えてきた?)、ということ。
全体的にどうなのか定かではありませんが、自分の周りでは、20代から30代前半の喫煙率が一番高く、30代半ばからはそれほど吸っている人がいない気がします。
喫煙領域が限られ、禁煙スペースが広がっていくことは、禁煙者の人にとってストレスの低減につながりますが、逆に喫煙者にとってはストレス発散の場を失うことになるんですよね。
難しい問題ですね。
大学のときゼミの授業で、JTに工場見学に行ったことがありました。
嫌煙家であるKくんは、私たちを案内してお話を聞かせてくださったJTの社員の方に
日本のタバコ販売事情に関して、食ってかかるような質問をし、あからさまにJTの方の機嫌を損ねていました・・・(--;)
逆に私は、JTの企業活動はすばらしいと思っています。
で、今日書きたかったのは、タバコの話でも、嫌煙権の話でもなく
JTの広告についてです。
(前置きにしては、長すぎネェか?!<激汗)
というか、本題に関して書きたいことは、大してないのですが・・・<おい
私はJTの広告が好きです。
昨年から電車の中や街中で目にしたことのある人も多いと思いますが、
白地に緑単色で描かれている、このポスターです↓
このポスターには何パターンもあり、どれも喫煙マナーに関するコメントが一言づつ書かれています。
そのコメントはなかなかユーモアで、妙に納得させられるものから
「はっ」とさせられるものまで、色んなものが揃っています。
(→
このページで見られます)
コンセプトは以下のように打ち出されています。
「○○はやめましょう」という広告ではなく、お客様が身近に感じられる、日々よくある場面を登場させ、お客様自身が、マナーのことに気づき、考える広告としました。
何よりも、シンプルでわかりやすいデザインがものすごく気に入っています。
環境、そして人への優しさや温もりを感じさせてくれるポスターだと思います。
私も、こんなポスター作れる人になりたいな・・・