さくらこの放射能対策備忘録*

栃木県宇都宮市の放射線量と放射能汚染に関する自分メモ。RADEX RD-1706使用。基本1mで測定。

県内牛肉まとめ

2011-08-31 23:00:10 | 新聞・官公庁HPより
わかったこと。
・各牛ごとのセシウム量は発表しない。
・1キロあたり50ベクレル以下だと、「全戸検査済み農家通知書」を発行され、2頭目以降を県外と畜場に出荷できる。
・放射性セシウムが1キログラム当たり200ベクレル以下ならば「検査結果通知書」を発行し、市場に流通させる。
・200ベクレル以上の肉は精密検査を行い、500ベクレル以下ならば流通させ、500ベクレル以上は廃棄処分する。
・検査は解体した枝肉から首周辺の約1・5キロを採取し、個体識別番号を張って管理。
 家畜保健衛生所に運び込み、脂肪分などを取り除いた赤身のみを使って簡易検査。



基準値大幅下回る 県産牛53頭県外出荷可能に 全頭検査
(8月31日 朝刊)
 県産牛の出荷制限の一部解除を受け、放射性物質の全頭検査を開始した県農政部は30日、県内農家の肉牛53頭について、いずれも放射性セシウムが国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を大幅に下回った、と発表した。
 県は国の方針に基づき、個体ごとのセシウム値は公表していない。同部によると、いずれも2頭目以降を県外と畜場に出荷できる「全戸検査済み農家通知書」の発行対象となる、1キロ当たり50ベクレル以下だったという。
今回検査した肉牛の生産農家には、全頭検査の対象となる汚染稲わら給餌の疑いのある43戸は含まれない。
 検査を受けた肉牛のうち48頭分は同日、東京都中央卸売市場食肉市場に搬入され、31日にも競りにかけられる。
 肉牛は県内10市3町から県畜産公社(宇都宮市)に35頭、両毛食肉センター(足利市)に7頭、那須地区食肉センター(那須塩原市)に11頭が搬入され、29日にと畜された。同日、県央、県南2カ所の家畜保健衛生所で簡易検査を行った。
ttp://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20110830/599704


県産肉牛、市場流通再開へ 全頭検査スタート
(8月30日 朝刊)
 県産牛の出荷制限の一部解除を受け、県の品質管理計画による全頭検査が29日、始まった。
県内農家から出荷された肉牛53頭が県内3カ所のと畜場で解体され、県央、県南2カ所の家畜保健衛生所で簡易検査された。
県は30日に結果を公表する。
安全性が確認された枝肉は31日、都内などで競りに掛けられる予定。
 肉牛は県内全域から県畜産公社(宇都宮)に35頭、両毛食肉センター(足利)に7頭、那須地区食肉センター(大田原)に11頭が搬入された。
 職員が解体した枝肉から首周辺の約1・5キロを採取し、個体識別番号を張って管理。
家畜保健衛生所に運び込み、脂肪分などを取り除いた赤身のみを使って簡易検査した。
 放射性セシウムが1キログラム当たり200ベクレル以下ならば「検査結果通知書」を発行し、市場に流通させる。
200ベクレル以上の肉は精密検査を行い、500ベクレル以下ならば流通させ、500ベクレル以上は廃棄処分する。
 安全性が確認された枝肉は31日にも、東京食肉市場などで競りに掛けられる見通し。
 県畜産公社の山口幸志社長は「とりあえず出荷が再開されてよかった」と、胸をなで下ろしていた。
ttp://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20110829/598855


個人的には、セシウム量がわからないと買えないなぁ…

学校給食食材、県で検査も 放射能対策で福田知事

2011-08-31 11:22:05 | 新聞・官公庁HPより
学校給食食材、県で検査も 放射能対策で福田知事 
(8月31日 朝刊)

 福田富一知事ら県執行部と県内27市町長が県政の課題について話し合う政策懇談会が30日、県公館で開かれた。
震災復興の取り組みが議題で、首長側からは放射能対策で食品や土壌の検査を県に求める声が相次いだ。
これに対し福田知事は、学校給食など不特定多数の口に入る食材の検査について、県の機器を使った検査に前向きな姿勢を示した。

 福島第1原発事故の影響で、県内で比較的放射線量の高い県北部の首長らが放射能対策に高い関心を示した。

 那須塩原市の栗川仁市長は、独自に簡易検査機器を購入して食品の検査に当たるとした上で「仮に簡易検査で線量が基準を超えたら、県で精密検査をしてほしい」と要望。
那須町の高久勝町長は「学校給食の食材は優先的に検査してもらえないか。地元の農産物は大丈夫なのか、と不安の声がある」と訴えた。

 牛肉など農畜産物の風評被害払拭のため県が9月16日に行うイベントについて、高根沢町の高橋克法町長は「インパクトが大切。知事と27首長がそろって試食したり、福島県の食材も併せて安全をアピールしてはどうか」と提案した。

 こうした声に対し知事は、学校給食食材の検査は「可能な限り県で対応する」としたが、家庭菜園などで栽培した野菜については「個人負担で検査を」との考えを示した。
16日のイベントについては首長らに「都合がつけば参加を」と呼び掛けるなど、前向きな姿勢を示した。

ttp://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20110830/599693



宇都宮市も独自で、食品を測る検査機器を導入して、順番で各学校の給食の影膳を検査してほしいです。
給食の野菜を生産者から直接買っている学校もあることだし、家庭菜園などの野菜も含め、検査できるようになるともっと安全なのにな。

放射能除去レシピ~鶏のからあげ

2011-08-30 23:00:27 | 放射性物質除去料理・調理
昔ながらの調理法でも、塩を振ったり、醤油に浸したりすると、有害物質やセシウムなど溶出することもできますと思われます。
料理の作る過程の中で、どのようなことを注意すべきかをまとめました。
調味料の量などは、各家庭の味があると思います。
課程だけ書きますので、参考までにしてください。

【鶏のからあげ】
1、鶏肉は、斜めにそぎ切りにする。(切り口を広くすることによって、有害物質などが溶出しやすくなる)
2、下味用の調味料を合わせ、そのうちの1/3くらいを水で倍に薄めて10分くらい漬け、漬けた液は捨てる。(最初に漬けた調味料は、肉の有害物質が溶出しているので捨てます)
3、2で残った調味料に、鶏肉を漬け直す。
4、汁けを取り、片栗粉などを付けて、油で揚げる。

ポイント 
・調味料は取り替えること。
・2回目に漬けた調味料もできる限りとり除くこと。
・下味用の調味料に醤油を入れて漬けることで、肉の中の有害物質が溶出します。


おばあちゃんの知恵で放射性物質除去を(2)

2011-08-30 22:29:30 | 放射性物質除去料理・調理
テレビで野菜の放射性物質除去の仕方をやっているときに、セシウムは水に溶けることから、私が子供たちのために勉強してきた、低カリウム食を作るときの調理法や農薬や食品添加物を落とす方法に似ていると思いました。
今まで勉強してきた、添加物や農薬を落とす方法は、日本昔から代々伝えられてきたいわゆる「おばあちゃんの知恵」です。
できる限り、放射性物質を取り込まないように…
昔からの調理方法を、見直しながら、料理の基本でを覚書としてまとめてみます。

昔からの調理方法で料理の基本かもしれませんが、
過剰にやりすぎると、放射性物質と共に、その食べ物から接種すべきビタミンやミネラルも一緒に除去してしまいます。
この調理方法でさえ、ビタミンやミネラルが損失するから~と否定される方がいらっしゃると思います。
でも、調理の基礎や原点というところから考えて、料理の基本からやってみるのもいいのかな?と思っています。

おばあちゃんの知恵で放射性物質除去を(1) の続きです。


・塩の調理
塩の浸透圧の力で、水分と共に、食材の中のセシウムや不安物質を減らすこともできると思われます。
引き出された水分は、キッチンペーパーで丁寧に拭きとると、出た不安物質を取ることもできます。
カリウムが半分入っている低ナトリウム塩は、浸透圧作用が半減するので、使用しないでください。

※振り塩
塩味をつけるために塩をふりかけること。
魚の場合は、重量の2~3%を調理の20分前に振ると、生臭さが取れ、身も締まり身崩れがしにくくなります。20分以上置くと、水分と共に旨みまで抜けてしまいます。
肉の場合は、重量を1%を焼く直前に。塩を振って置きすぎると、身が引き締まっておいしくなくなります。
振り塩は、精製塩だと食材になじみにくいです。

※塩もみ
刻んだ野菜に塩をふりかけ、10~15分ほどおき、しんなりしたら手で軽くもんで水を絞ります。

※立て塩
海水と同じくらいの濃度(3%)の塩水で、魚貝類の下洗いや塩味をむらなくやわらかくつけます。
生臭さを取る効果があり、貝の砂抜きや魚介類を洗う時やきゅうりなどをしんなりさせたりできます。
漬けた塩水は捨てます。
 
※塩ゆで
塩の入った湯でゆでます。


・しょうゆの調理
※割り醤油
醤油をだし汁を加えてうすめたもので、酒やみりん酢、柑橘類の搾り汁などを入れて薄めます。 割り醤油は、生醤油のままでは味が強すぎる場合などに用いられます。
割り醤油のように半分くらいに薄めた醤油の方が、生醤油より、有害物質を引き出す効果が大きいようです。
※しょうゆ洗い
魚介類や肉類、野菜などの材料に醤油を少々振りかけて、軽くあえて絞る方法です。薄く味を付けるとともに、余分な水分やクセ、臭みを取き、和え衣と合えやすくなります。
和え物やお浸しのの下ごしらえに。


・酢の調理
※酢どる
材料を酢に漬けて酸味をつけたり、きれいに発色させること。
※酢洗い
魚介類の酢のものを作るときの下処理で、酢で魚介類の表面を洗うこと。
酢をそのまま、もしくは同量の水で薄めた酢の中で振り洗いをして水けをきり調理します。
長くつけすぎると、酸っぱくなったり、身が引き締まりすぎるので、さっと洗う程度に。
※酢じめ
魚にたっぷり塩を振り、3~4時間後に軽く水洗いをした後、水けを取ってから水に浸すこと。
アジ、サバ、イワシなど脂肪分が多い背の青い魚に使われます。
※割り酢
酢にだし汁、酒、みりんなどを加え、酢の味をやわらげたもの。
生酢では味が強すぎるときに用います。


・みその調理
※味噌漬け
野菜や魚を味噌でつけます。
ミソは、食材から有害物質を引き出す効果があるようです。
漬けたあとの味噌は、有害物質が染み出ているので、捨てます。野菜や魚についた味噌もよく落として食べます。


・酒粕の調理
※粕漬け
野菜、肉、魚を酒粕でつけることで、独特の旨みや香りがあります。
粕漬けに使う酒粕が、味噌と同じく有害物質を引き出させるそうです。
漬けた酒粕は、有害物質が溶け出ているので、捨てます。


・湯での調理
水よりお湯の方が、有害物質を溶出する力が大きいようです。
※ゆでこぼす
ゆでこぼすとは、材料をゆでて、そのゆで汁をすてることです。
アクやぬめり・臭みなどの余分なものをのぞいてスッキリした味に仕上げるためにゆでこぼす処理を行います。
里いものぬめりとりや、ごぼうのアクぬき、小豆の渋みぬきなどの時によく使われる方法です。
ゆでることで、セシウムも水に溶けます。

※下ゆで
下ゆでとは、ゆでて水分を追い出し、調味料の味が浸透しやすすることです。茹でることで、セシウムも水に溶けだします。

※ゆがく
ゆでること。沸騰している湯の中に材料を入れてさっと熱を通し、柔らかくしたりアクを抜くこと。比較的短時間の作業を指す。

※湯通し
材料にさっと湯をかけたり、湯の中を通すこと。肉や魚に多く、表面の殺菌の他、たんぱく質を変性させて口当たりをよくさせる役目があります。