マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

名人佐藤天彦、PONANZAに敗れる

2017年04月04日 | 将棋

 41日(土)に電王戦第1局、将棋名人佐藤天彦対PONANZAの一戦が行われた。この日は花見などがあり、途中からiPadで棋譜観戦をしたが、名人は終始苦戦で、素人の私にも名人の方が分が悪いと分かるような一戦だった。持ち時間5時間のところ、PONANZAの消費時間は1時間21分に対し、名人は4時間59分。5時間の持ち時間使い切り寸前だった。(写真:対局終了瞬間。このロボットの手が駒を動かす)

 先手はPONANZA。将棋の先手・後手は予め決められている場合と当日の振り駒の結果決められる場合とがあるが、この一戦は、対局に先立つ1ヶ月ほど前の2月22日の記者発表会で、韓国の囲碁棋士で、あのイ・セドル九段が振り駒を行って決めた。と金が2枚出て、PONANZAの先手に決まった。
 相手を研究し対策を十分練ったと思われる、初手が38金。女流戦で1度だけ指されたことはあったがプロの対局では登場しない手。後手が研究しずらい将棋へ導こうとした。名人が最も得意とする「横歩取り」を巧妙に避けたのだ。(写真:PONANZAが3手目を指した局面。プロ対プロでは出現しない局面)
 71手を指された段階で名人が投了。コンピューターが初めてタイトルホルダーに勝利した瞬間。囲碁界でも、先日まで七冠を保持していた井山六冠が国産AIの囲碁プログラム「ZEN」に敗れていた。衝撃度は以前より薄れてはいるだろうが、名人の完敗は将棋界に激震が走ったであろうことが予想される。
 後日、渡辺竜王のブログを読むと、概略次の様に書かれていた。
 「PONANZAの平均悪手発生の確率は平均値で推定10%程度くらい。人間の悪手率は10%以上。これでは名人が会見で言った《その実力は棋士を超えている》になるんだと思います」
 囲碁でも将棋でも、AIはプロを超えたと見ざるを得ない。知性の分野でAIが人間を超えるとき、いわゆるシンギュラリティーではないがそれの疑似状況に思える。電王戦もこれがFINALとのこと。今後果たしてプロ棋士対AIの対決は行われるのだろうか。行われるにしても、PONANZAにプロが挑戦するという側面を帯びて来る。攻守ところが入れ替わった。
 名人は「第2局には勝算があります」と語っていた。520日に「姫路城」内での第2局は排水の陣に見える。

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