マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

富士神社の山開き

2014年07月05日 | 町内会

 『江戸名所図会』に「富士浅間社」の項がある。現在の駒込富士神社のことで、”・・・当社昔は本郷加州候の後園にありしが、寛永年中今の地に遷さる。毎歳の六月の朔日祭礼にて、前夜より詣人多く道路に充てり。この地の産物として麦藁細工の蛇、ならびに団扇、五色の網などを鬻ぐ”とある。
 毎歳の六月の朔日、すなわち6月30日に祭礼がおこなわれ、それが山開きとして今に連綿として続いていることが分かる。当時は”前夜より詣人多く道路に充てり”ほどの賑わいだった。我が家がこの地に越してきた1983年当時、江戸時代ほどではないだろうが、その賑やかさに驚き、この地に暮らし始めたことが嬉しかった。本郷通りには多数の植木屋が軒を並べ、境内では見世物小屋がかかっていた。(江戸名所図会より)




    (江戸名所図会より:境内の様子)

 今は、30年前にはあまり見られなかった高校生の姿が多く見られ、門前では、屋台で買ってきた飲食物を、シートを敷いて家族連れで楽しむ光景も見られる。時代の変化とともに風物・現象も変わっていく。
 初日の6月30日、妻と出かけ、本殿脇の本部で麦らくがんを購入し、屋台で買った焼きそばを夕食のテーブルに並べた。

 この間、ラジオ体操のラジオは定位置を変える。7月1日のラジオ体操終了後、物好きにも屋台の数を数えた。その数99、数え落としもあるだろうから、飲食を扱うお店を中心に、100余りの出店である。それほど広いとは言えない境内に、上手く詰め込んでいることに感心してしまった。
 この3日間、殆ど雨は降らなかった。梅雨の間の行事としては奇跡的である。何時出かけていっても、神社周辺も含め境内は多くの人達でごった返していた。













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