マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

「春日大社展」を観る

2017年03月07日 | 映画・美術・芝居・落語

 31日(水)、上野へ出掛け、東京国立博物館で「春日大社 千年の至宝」展を観て来た。
 春日大社付近の東大寺・興福寺・奈良公園などへは何度も行き、記憶も鮮明なのだが、春日大社の記憶は淡い。奈良時代に創建という古い歴史を持ち、1998年には世界遺産にも登録された。それ故、多くの国宝が展示されていたが、全て初めて観るものばかり。初めて知ることばかり。“平安の正倉院”と呼ばれる、国宝の平安工芸の数々をも含め、観るのにたっぷり2時間はかかり、圧倒されてしまった。鑑賞したというより学習した、と言った方が適切。知り得たことを整理しておきたい。








(1)大社付近だけでなく奈良では、鹿が大事にされる訳・・・春日大社は常陸の国鹿島から武甕槌命(たけみかづちのみこと)が鹿に乗り、春日大社をいだく御蓋山(みかさやま)の地に降臨したと伝えられることに由来する。その絵画が第一章では展示されている。(写真:右は鹿島立神影図。下は鹿図屏風)

 





 (2)
春日大社は興福寺との関係が深い・・・神と仏が一体であるとする神仏習合が進むにつれて、春日大社と興福寺は不即不離の間柄になっていった。藤原氏は春日大社の氏神であり、興福寺は氏寺でもあった。
 (3)本地垂迹は春日大社では・・・本地垂迹は神仏習合思想の一つで、日本の八百万の神々は、実は様々な仏が化身として日本の地に現れたとする考え。春日大社では、一の院の不空絹索観音(ふくうけんじゃくかんのん)は武甕槌命の本地仏、二の院の薬師如来は経津主命(ふつぬしのみこと)の本地仏、三の院の地蔵菩薩は天児屋根命(あめのこやねのみこと)の本地仏、四の院の十一面観音は比売神(ひめがみ)の本地仏、若宮の本地仏は文殊観音又は勢至菩薩。
 (4)式年造替・・・春日大社での社殿の建て替えは約20年に一度行われ、昨年の2016年は60回目であった。平均で20年に一度として、それだけで約1200年の歴史を経ている。
 (5)多数の曼荼羅・・・多くの春日宮曼荼羅が展示されていた。残念ながら前期の展示で、私たちは観ることが出来なかったが、東京国立博物館所蔵の曼荼羅は春日大社の社殿を中心に、画面上部に御蓋山、春日山、若草山を配し、春日野を一望にする礼拝画の大作とのこと。
 (6)春日権現験記絵・・・鎌倉時代に髙階隆兼によって絵がかれた絹地の絵巻。春日大社から流出し皇室に献上された。春日本は全二十巻の絵巻で松平定信の指示で制作され、右写真では春日三宮が化身した地蔵菩薩の姿が微かに見える。

 
 以上は展示の一端を書いたに過ぎない。百聞は一見に如かず、とか。この展示は312日(日)まで。“新春、上野の春日詣”まで残すところあと6日。 

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