マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

重陽の節句に菊酒

2009年10月27日 | 身辺雑記

 中学時代のクラスメイトのBさんから、9月中旬「菊酒」に関するパンフレットが送られてきました。「平安時代から伝わり、長寿を願って呑む『菊酒』をご存知だろうか」で始まり「大ぶりの杯に菊花を散らして、優雅に味わう菊酒、呑む日時は旧暦9月9日の重陽の節句。今年ならば10月26日に限定される」と書かれていました。


         
(頂いたパンフレット)
 この文章を読んだとき、ある事が閃きました。かって味わった日本酒の中でも、私の中で1・2を争うほど美味だった「菊姫」で「菊酒」と洒落込もうと考えたのです。20数年前、吟醸酒なるものを始めて知りました。以来「久保田」や「手取川」「香露」などの吟醸酒をこよなく愛するようになりました。ただ定年と共に美酒の世界からは足が遠のいていきました。ところが「菊酒」に触発されたかの様に「菊姫」を思い出したのでした。
 ただ、この「菊姫」なかかな見つかりませんでしたが、10月17日に日暮里近辺を散策中「山内屋」なる酒店に寄ったところ、「菊姫」が置いてあり、4合ビンの吟醸酒2本買って来て、10月18日に「菊酒」の予行演習を実施し、昨日の重陽の日を迎えたという分けです。
 パンフレットは語ります「その一日限定の美酒とは、菊の花びらをはらはらと散らした日本酒で、菊花も日本酒もとくに品種や銘柄を問わない。ただその選び方に呑み手の洒脱さが出る」と。銘柄を問わないのに銘柄に拘ってしまった私は洒脱ではないのかも知れません。
 「菊酒を口に含むと、馥郁たる菊の香りに酒の香味が合う。いっときの夢心地を味わいたい」とも書かれています。菊の香りより「菊姫」の馥郁たる香りに夢心地となる「菊酒」でした。



       (予行演習時の菊酒)


          (重陽の日に菊酒)