今秋に衆議院総選挙のシナリオが現実味を帯びてきたよ！

　若狭さんの日本ファーストの会が、「輝照塾」という政治塾を全国展開すると、今、記者発表した。

　「日本ファースト」とは、「都民ファースト」の全国版とも言えるようなもので、その「日本ファースト」が塾生を募集し、活動を開始するというものだ。自民党には不満だが、民進党にも馴染まない、抵抗があるという多くの人たちの受け皿となりえるもののようだ。要するに、「小池新党」なのだから、自民党を支持してきた人も抵抗なく、選択できる党というものなのだろう。まだ始まったばかりで、どれだけの人材を集め、力を付けていくか、反自民の受け皿に本当になり得るのかということはまだ全く想像できない。しかし、機は熟し、風は吹き始めていることは確かなのだ。

　それがなぜ秋に衆議院総選挙に繋がるのか？恐らく「日本ファースト」は台風の目となって、全国に吹き荒れる日が来るだろう。その日本ファーストが大きく、強くなる前に総選挙をやってしまい、被害を最小限に留めたいという発想だ。時期が遅れれば遅れるほど、都議会議員選挙の二の舞になって、自民党は大敗してしまう。だから、「日本ファースト」の準備が整える時間を与えずに、選挙を実施しようという考え方だ。

　まあ、内閣改造も支持率改善にはつながらなかったし、今後、安倍政権も危機に陥る日もそう遠くないとも考えら得る。果たして、秋の総選挙、自民に吉と出るか凶と出るか？

内閣改造による支持率の改善は見られず、ほとんど横ばい！

　今日の朝日新聞の一面で、５，６日に実施した世論調査の結果を朝日新聞が掲載している。それによると、支持率は横ばい、内閣改造は支持率改善には繋がらなかったという結果が出た。それはそうだろう。支持率低下の根本は安倍首相の基本的な姿勢の問題であり、かつ、安倍自身が関わった加計学園問題、森友学園問題だったのだから、この結果は容易に予測できたはずだ。

　改造後、閉会審査を行うと約束していた防衛省の日報隠しの問題で、稲田前防衛大臣の審査会への出席を拒否したり、政府の説明責任を果たそうとする姿勢が見られないことｌは依然として変わっていない。これでは国民が抱いている疑惑を丁寧に説明し、理解してもらおうとする姿勢が見られないことは明らかだ。

　今回の世論調査の結果を受けて、おそらく自民党では内部に大きな動きがあることだろう。今後、説明責任をどう果たしていくか、注目して見ていきたいと思う。