にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

胃腸炎が急増しています

2017-06-16 13:03:14 | 病気のはなし
急性胃腸炎(おそらくはウイルス性)の発生が続いていましたが、今週に入って急増しています。
他院で検査をした方から「ノロと言われました」という声も聞こえてきていまから、保育園などの集団での流行がしばらく続くと思われます。
ただし、ノロの検査は3歳未満と高齢者を除いては保険診療の対象にならないこと(診療費を含めて全額自己負担か、医療機関が無料で行うことになります)、ノロか否かで治療法や予防法が違うわけではなく、ウイルス性胃腸炎としての共通の対処となることから、当院ではウイルス性胃腸炎の検査は行っていません。
一番最初の症状である嘔吐は、多くが半日以内に落ち着くので、「本人が欲しがるから・・・」とか「脱水が心配で・・・」と慌てて水分を摂らせようとせずに、まずは1-2時間お腹を休ませてあげましょう。
その間に嘔吐が見られないようならば、スプーン一匙程度のごく少量(氷のかけらを舐めるでもOK)から、少しずつ水分を与えてください。
ある程度の水分が問題なく摂れるようになって、本人が空腹を訴えるようならば、離乳食のような消化によさそうな食事をごく少量から始めましょう。
吐物や便にはウイルスが大量に含まれています(吐物が乾燥した中でもウイルスが生きています)ので、その処理は熱湯か塩素(アルコールはノロには効きません)で行い、ビニール袋などに入れてしっかりと口を締めましょう。
手洗いは流水と石鹸(通常のものでOK)で、時間を十分かけて行うことで、皮脂ごと洗い流します。
嘔吐に続いて起こる下痢が落ち着いても、口からは2週間、便からは4週間程度ウイルスの排泄が続きますから(ロタなどでもほぼ同じです)、おむつの処理などは注意が必要です。
もしかして???と思ったら、まずはゆっくりと休ませ、症状が強い場合は医療機関に受診、しっかり下痢が落ち着いてから登園・登校させるようにしてくださいね。

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