にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

脳震盪を甘く見ないで!!

2017-07-12 09:13:42 | 病気のはなし
7月前半なのにすでに夏本番?!という暑さが続いていますね。
私も含めて大人はヘロヘロになっているかもしれませんが、スポーツ選手にとってはもしかすると一番運動量の多い季節かもしれませんね。
そんな中で、誰もが心配するのが熱中症ですが、もう一つ「脳震盪」のことも忘れないでください。
脳震盪というと「ぶつかって倒れて頭を打って、一時的にボーっとなるやつね」なんて思われがちですが(実際に以前は医療者もそう思っていましたが)、実はそんなに軽い話ではないことが分かってきています。

脳震盪とは「頭部に外力が加わった結果一過性の意識障害、記憶障害が生ずること」をいいますが、ここでいう意識障害は必ずしも意識消失を伴うとは限らず、外観的には頭痛やめまい、ふらつき程度の症状しか見られないこともあります。
身体接触の多いラグビーやサッカーの世界では、それぞれの国内統括団体である日本ラグビーフットボール協会、日本サッカー協会が指針をまとめていて、その中で「脳振盪が疑われれば、試合・練習から退かせること、短時間のうちに回復したとしても、その日の活動への復帰は避けること」を明記しています。

  ※日本ラグビーフットボール協会:「脳振盪/脳振盪の疑い」簡易判断表(レフリー携帯用)


私が選手・審判として所属している野球やソフトボールをはじめ、基本的には身体接触が少ない競技では、まだこうした対応が統括団体としては取られていない場合が多いのですが、いったん起きてしまえばどの競技であっても同じですから、今後真剣に取り組んでいく必要がありますね。

参考になるサイトを下記に掲示しますので、是非ご覧になってください!
SCAT3 (スポーツによる脳振盪評価ツール) 翻訳版〔出典:藤原QOL研究所〕
日本ラグビーフットボール協会:コーチングツールBOX「安全対策」
International Rugby Board:脳振盪ガイドライン(日本語版)
日本サッカー協会:サッカーにおける脳振盪に対する指針
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