明日へのヒント by シキシマ博士

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「ロッキー・ザ・ファイナル」 情熱は歳を取らない

2007年05月10日 02時10分16秒 | 明日のための映画
シリーズ第1作から30年。まさか、またリングに上がるとは…。
ロッキー・ザ・ファイナル
冷静に、展開の必然性やリアリティを考えながら見てはいけない映画だと思います。
そういった思考よりも、ロッキー・バルボアの…と言うより、シルベスター・スタローンの意気込みにどれだけ共感できるか、それに尽きると思います。

かつてボクシングで栄光を掴んだのも今は昔。ロッキーも今では孤独な日々を送っていた。
妻・エイドリアンには先立たれ、息子・ロバートは有名人である父に引け目を感じ寄り付かない。
ある日、かつて通ったバーに久しぶりに立ち寄ったロッキーは、マリーというシングルマザーと出会う。彼女には不良少女時代にロッキーに説教された思い出があった。
マリー、そしてその息子・ステップスとの交流の中で、ロッキーは再びボクシングを始めることを決意する…
(103分)


…といったところが前半の展開で、地味に、現在のロッキーの心の喪失感を描いています。
この部分にはそれなりにリアリティがあり、感情移入できます。
ここを丁寧に描くことで、後半の現実離れした展開に持っていっても、共感してもらおうというのが狙いだったのでしょう。
しかし、このシリーズに思い入れのない人たちには、ただただ退屈な時間だったかもしれませんね。

物語はやがて、現実離れした方向へ流れていくわけですが、やはりかなり無理のある強引な展開です。
シリーズの過去の作品からの好意的な思い入れが無い人が観たら、単なるB級映画と変わらないでしょう。

でも自分は、けっこう入り込んでしまいましたが。(笑)
50代でチャンピオンと対戦なんて、はなっから有り得ませんから、それをどうこう言っても無意味でしょう。
無理を通せば道理は引っ込むというのは、この映画のためにある言葉かもしれません。
この歳で現役復帰するロッキーの姿からは、そしてそれを演じたスタローンの肉体からは、リアリティ以上の圧倒的なメッセージが伝わります。
〝情熱は歳を取らない〟という。

はっきり言って、あまり人に薦められる代物ではないです。
観る側の思い入れがなければ、けっして成立しない作品ですから。
ただ、極めて個人的な感想として、好意的に受け止めることの出来た映画でした。
つまり、単純に好きなんです。ロッキー・バルボアというボクサーが。



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