女房殿の実家はパン屋である。「パン」はスペイン語でも“pan”だが、「パン屋」は“panadería”という。「パン職人」は“panadero”(女性形は“panadera”)である。女房殿も家業のパン屋を子供のころから手伝っているので、立派な“panadera”である。
義父がパン屋を構えていたのは、Limón 州の Guápiles(グアピレス)という町である。義父は10年ぐらい前に亡くなり、今は息子の一人が継いでいる。今では首都のサンホセから山を通りぬけていく高速道路ができたので、車で1時間ぐらいで行けるが、昔、高速道路がないころは、バスや汽車で山岳地帯を避けて大回りして行っていたものである。さらには飛行機まで飛んでいたのである。今回はコスタリカのパンについてである。
日本に限らず、大手の製パン業者は機械化していると思うが、義父のパン屋は昔ながらの個人のパン屋で、年代物のパン焼き釜がある。仕事は夜始まる。パンの生地を作って、釜で焼くのだが、生地を作るのが結構大変である。そして、午前4時には店を開ける。熱帯地方では朝が早い。日が高くなったら、暑くてかなわない(最近の日本の猛暑の方がずっと暑いが)。グアピレスではほかにパン屋がないので、独占企業である。
というわけで、郵便物は“Panadería Don Chumino, Guápiles”と書かれていれば届く(「何丁目何番地」などというものはない)。パン屋の仕事は大変だが、パンは毎日食べるものなので、儲かる。
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