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コスタリカ再訪(212)近所のバー Bar Pipo's へ

2016-12-24 16:54:26 | コスタリカ
(承前)
 義妹宅に戻り、昼寝する。この日は長い。朝はグアピレスで義母の墓参り。先ほどは La Paz Waterfall Gardens を散策したので、だいぶ疲れが出ている。
 6時ごろ起きて、簡単な夕食をいただく。
 夕食後、近所のバーへビールを飲みに行こうと、義妹の旦那に誘われた。義妹夫婦と女房殿と4人で出かける。サンホセの市街地は今では治安が悪化し、夜出歩くものではないそうだが、アラフエラの郊外は大丈夫のようである。近所なので、歩いていった。徒歩数分のところである。
 バーには Bar Pipo's という看板が出ていた。義妹の旦那の行きつけの店のようである。
 bar はもともと英語で、日本語にもそのまま「バー」として入ってきた。スペイン語にも入り、「バル」と発音されるが、英語の bar とは意味が違っている。手元の辞書によると、スペイン語の bar は立ち食い、立ち飲みするところで、アルコールは出さないらしい。アルコールが出るのは café の方で、どうにも紛らわしい。    
 アラフエラ郊外の店は Bar を名乗っているが、これはスペイン式の bar ではない。照明も薄暗く、日本の「バー」の雰囲気である。そういえば、コスタリカではスペイン式の bar は見かけなかったような気がするが。
 Pipo's も英語式で、スペイン語なら de Pipo としなければならない。英語にした方がおしゃれな感じがするのだろうか。
 Pipo は店の主人の名前かニックネームだろうと思い、そのときはそのままにしておいたが、今回の記事を書くに際し、調べてみた。
 すると、pipo という言葉は2つあった。1つは「(キツツキ科の鳥)コアカゲラ」という意味である。
 
 【コアカゲラ】
 もう一つは「太鼓腹」、「満腹」、「子供」、「不正を働く従業員」、「密造酒」、「殴打」、「安酒」といういろいろな意味の言葉である。
 店主が太鼓腹なので、店の名前が Pipo's になったと考えるのが妥当なところだろうか。
 店に入る。
 空席はあるが、客もそこそこ入っている。ビールを飲むが、おつまみ(boquita)も出る。セビッチェ(ceviche、白身魚のレモン締め)が代表的なおつまみである。

【いろいろなタイプの ceviche があるが、コスタリカでよく目にするのはこのタイプ】
 コスタリカは公共の場所は禁煙であるが、バーも禁煙である。アルコールが入ると、タバコも吸いたくなる人間もいると思うが、やっぱりバーも禁煙である。日本なら、バーの禁煙はかなり抵抗があると思うのだが。
 バーのカウンターの方を見ると、面白いことが書いてあった。
 Hoy no se fía. Mañana sí.
「今日はつけ払いできません。明日は大丈夫」という意味だが、明日になれば、明日が今日になり、永遠に明日は来ないことになっている。つまり「つけお断り」ということである。
 もう一つは
 Prohibido Las Escenas Amorosas
直訳は「愛情深いシーン禁止」ということだが、「いちゃいちゃするな」ということである。これは商売女が客に媚を売るのを禁止する、ウチはそういう店ではないという意味かと思ったが、女房殿によると、そうではないとのこと。単にカップルが公衆の面前でいちゃつくのを禁止するというだけのことであった。
 ただ、Prohibido は後の名詞の性数に一致させて、Prohibidas となるのではないかと思うのだが、女房殿によると、これでいいのだ!そうである。 
 
 
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