スパニッシュ・オデッセイ

スペイン語のトリビア
コスタリカ、メキシコ、ペルーのエピソード
パプア・ニューギニア、シンガポールのエピソード等

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

『ビバリーヒルズ・コップ』3作を見て考えた (2) 

2017-08-06 17:29:18 | トリビア

 前回、chairman → chairperson → chair の変遷のついでに、policeman、gentleman、woman についても述べたが、少々補足する。
 woman → woperson → wo という変化は聞いたことがない。
そういえば、human という語にも man がついている。これも huperson、hu にすべきではないかとも思う人がいるかもしれないが、英語の human はラテン語の humanus(人間)が語源で、英語の man とは関係ない。
 もうひとつ、person という語に son がついているので、これも女性差別ではないかと憤った人がいたという話を聞いたことがある。真偽のほどは不明であるが。
 person はラテン語「役者のかぶる仮面」に由来する言葉で、英語の son とは関係ない。
 つくづく英語は面倒である。

 さて、cop の発音だが、日本語では「コップ」と表記される。しかし、日本語で「コップ」というと「飲料を飲むのに用いる、円筒形の容器」を指す。日本語の「コップ」は英語の cup ではなく、オランダ語 kop に由来するらしい。
 ここで本題になるが、cop と cup の発音の違いが実は難しい。
 発音記号は次のようになっている。
 cop [kɔp/kɑp]、  cup [kʌp]
 以下の母音図を見ても、[ɔ]と[ʌ]の違いはわかりにくい。
 
 [ɔ]は唇を丸めて、「オ」と言うのにたいして、[ʌ]のほうは唇を丸めないで、「オ」と言う。自分で発音できても、聞き分けるのが難しそうである。
 アドバイスとして次のように言える。
 cop のほうは口を大きく開けて、[kɑp](カップ)のように発音したほうがいい。アメリカ英語ではこのように発音されるのが一般的だろう。
 cup のほうは口をあまり大きく開けない「ア」といったところだろうか。日本語の「コップ」に近く発音すればよさそうである。
 英語はやっぱりむずかしい。 


ポチッとクリック、お願いします。
↓↓↓

スペイン語 ブログランキングへ

スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界 (開拓社言語・文化選書)
好評発売中!!こちらは、このブログとは別物です。もちろん、トリビア満載です。


『コラム』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 『ビバリーヒルズ・コップ』... | トップ | 『ビバリーヒルズ・コップ』... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トリビア」カテゴリの最新記事