スパニッシュ・オデッセイ

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スペイン語のタイトルのジャズの曲:Chick Corea の “El Bozo” (2)

2015-07-23 12:15:24 | スペイン語タイトルのジャズの曲
  チック・コリアは本名 Armando Anthony Corea である。“Chick” はニックネームだが、chick は chicken の語尾消失形でもある。
 chicken の語源は“chick ( = cock)+ en (縮小辞)”で、原義は「小さい雄鶏」である(電子辞書による)。chicken は「ひよこ」だけでなく、「鶏肉」の意味でも使われるが、スペイン語でも「ひよこ」を意味する“pollo”(英語 poultry「家禽の肉」は pollo の関連語) が「鶏肉」の意味でも使われる。
【以下、加筆】手元の電子辞書によると、鶏肉は「英国では魚屋で売っているのが普通」とある。筆者は英国へ行ったことがないので、わからないが、本当ですか。ご存知の方がいらっしゃったら、ご教示願いたい。
 そういえば、シーチキンという名のツナ缶があるが、シーチキンと名付けた人は、このことを知っていたのかもしれない。ウィキペディアによると、シーチキンの名前の由来は、味が鶏肉のささみに似ていることからとの由。【以上、加筆】 

 chicken には「若い(魅力的な)娘」という意味もあり、「娘さん」という呼びかけにも使われる。
 また、「チキン・レース」ということばも若い人たちには解説する必要もないことばになっているかと思う。どちらが先に臆病風を吹かすかという競争で、chicken は「臆病者」という意味にもなる。
 “yellow”も「臆病者」という意味があるが、「ひよこ」(chicken) は羽毛が黄色いので、そこから、“yellow”も「臆病者」の意味を持つようになったのではないだろうか。エルビス・プレスリーの映画で、エルビスが“yellow”と言われて、けんかになった場面があったような記憶がある。


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