スパニッシュ・オデッセイ

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「容」さんのローマ字表記 Yong, Yung, Iong

2017-04-21 20:51:33 | 香港・マカオ・広東

【若かりしころの Con 爺さん】
 Con 爺さんの中国名は「容麟啟」ということが判明したが。Con という名はどこから来たのかまだわからない。1980年ごろコスタリカには日本留学経験のあるドクター・コン(Doctor Con)という中国系医師がいた。彼は女房殿の一族ではなさそうだが、Con という中国系の姓は確かに存在する。
 ところで、Con 爺さんには中国にいたころ、中国人女性と結婚して子供を二人もうけている。一人はコスタリカ、サンホセ郊外のサンペドロ地区で中華料理屋 Hoi Fan (海帆、スペイン語名 La Vela)を営んでいた、女房殿のおじ Tío Charlie(Uncle Charlie)である。彼の中国名は「容觀植(Yong Kun Zik)」で、「容」さんである。コスタリカでは Carlos Yong Kon Jak(ハク)という名で登録されていたらしい。女房殿に教えてもらったが、不正確なところがあるかもしれない。
 Con 爺さんの奥さんは「鄭舊」という名前だったことも、今回わかった。「鄭」は日本語読みだと「てい」だが、「鄭」が「コン」と読まれることはまず考えられない。広東語のローマ字表記では Zen となっている。普通話のピンイン表記では Zheng で、カタカナ表記では「チェン」が近いだろうか。
 いったい、Con という名前はどこから来たのか、謎が深まるばかりである。
 ところで、「容」のローマ字表記は Con 爺さんとその子の Tío Charlie の場合、Yong だったが、Tío Charlie の子(女房殿のいとこ)である「容繩○」は Yung とつづっている。ところが、その息子の名刺には Iong と書かれていたのである。てっきり long (龍)かと思ったが、小文字の l ではなく、大文字の I だったのである。これでも「ヨン」と読める。漢字表記だとみんな「容」で別に何の問題もないが、親と子と孫では全部ローマ字表記が違うが、不都合はないのだろうか。
 

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