鯖そぼろ丼／父の味

　　　　　　　　　　　　　　　＜食べかけで、すみません～＞　
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　この状態が一番に、美味しいのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　温かいご飯より、なぜか冷ご飯が合うのです。　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　＜新潟・直送の生鯖、３９８円＞　
　　　　　　東京のスーパー値段。高いですか、安いですか？

　　　　　

　　　　　＜酒＋醤油＋みりん＋下ろしたショウガ＞　鯖が浸る程度の量
　　　　　
　　　　　　醤油を多くしないこと。酒の量が一番多い、辛くない甘辛味の煮汁。
　　　　　
　　　　　

　　　　　　＜ドンドン煮ます＞　中火で、身をほぐしながら煮る。　　　　
　　　　　　
　　　　　　

　　　　　　　＜このぐらいに、ほぐれると、大きな骨は自然に取れます＞
　　　　　　　
　　　　　　　

　　　　　　　＜小さな骨は、ほぐす過程で除去すること＞
　　　　　　　
　　　　　　　

＜鯖がほとんど煮汁を吸う＞　一度、固まります。



＜ここからは弱火です＞　木のヘラで、切るように、軽く叩くように、ほぐす。



＜焦がさぬように、気長にほぐす＞

フアフアのそぼろが、丼一杯分、出来ます。
時間は３０分から４０分は必要。でも、美味しいですよ！



＜私の故郷の味、父の味、鯖のそぼろ丼＞　副菜も箸安めも無用です。



父は根っからの商売人。
瀬戸内の小さな魚屋を発展させ、仕出し屋と小さな旅館を経営していました。
私の料理好きは、その全てを見て育ったから。
この鯖のそぼろを大鍋で作るたびに、（これを、製造販売すれば、大儲けできる！）と言ってました。
何十年も前の話。
今の時代のようにネット販売、宅配のシステムが確立していれば、きっと売れたでしょう。
今日は父の月命日。そぼろを作って供える。


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